自戦記⑥
この間、初めて漫画喫茶に行ってみた。
でも、面白そうな漫画はあんまなかったので結局天鳳したり音楽聴いたりで漫画はあまり読まなかった。
漫喫って麻雀漫画とか置いてないのかね…?
前回に続き、今回も本垢。
アカウントを切り替えるときはIDを入力する必要があるので、メモ帳からコピペするだけとはいえ同じ垢でしばらく打ち続けることが多くなる。
2〜5段が1人づつと、珍しい卓組みに。
上卓で5段なんてのはたまにしか遭遇しない。初段〜3段くらいの割合がかなり高く、比較的卓内の段位差は小さいことが多いのも上卓の特徴といえるだろうか。
開局の配牌、まずは東から。
この手、9筒などもほぼいらない手だが、平和系の手が見え、打点的に役牌を鳴いていくよりメンゼンで仕上げたいところ。
以前はかなり良いタンピン系の手でも役牌は老頭牌(19牌)より取っておくことがよくあったけども、こんなふうに自手で字牌の利用価値が低いときは逆に早く切れば切るほど他家に利用されにくいので良い、と聞いて最近は早めに切るようになった。
微妙な手牌で役牌を残すかは好みの分かれるところだろう。
本来は正解があるのかもしれないが、今はまだ結論は出ていないようだ。
今回は、いきなり親に鳴かれて親の手を進めてしまうだけに終わったが、それは結果論なので気にしない。
悩みどころ。
3ヘッド形か?じゃあ複合ターツを非対子の方に固定?とか考えたけど、タンヤオ寄せもにらみ1筒切りとした。
牌理ツールによると…?
一応打1筒は正着だったかな…?
これは「ごちゃついてるところをとりあえず残すのが正解」理論も使えそう。
※この理論もウザク本とかで出てくるヤツ。
また悩んだ。ここではタンヤオ寄せが頭にあるので打1筒としたが…?
まあ、間違いやね。23344のイーペーコー形に固定してしまう、牌効率弱者がやりがちな手。
これをやってしまうと4萬対子が雀頭に内定するので、2萬が余剰牌になってしまう。
正着は、嵌張対子のターツを対子固定してツーヘッドを保つ2萬切り。典型的だったね。
後から見たらかなり234三色っぽいターツが揃ってるが、三色狙いは頭が確保しにくく、厳しい。
昭和のおじさんならここからでも狙うのか…?
実戦では終盤にタンピンイーペードラをテンパイ、すぐに下家から出和了った。
この局に限らず、下家の手順になんじゃそりゃ!?というような謎手順が多々みられたが、多分下手なだけ()で見るべきところもないと思うのであまり取り上げないことにする。
この和了りも、普通それ切らないだろ!というのを切ってくれた下家のお蔭()だ。
次局、ぱっと見整っているが対子が中途半端に多く、難しい。こんなときはなるべく手なりで進めた方がテンパイしやすいのだろう、と考えて普通に字牌を切っていった。
中張牌の対子は時間が経てば自然と複合ターツになってくれるしw
何を考えたか、ここで浮き牌残しの嵌張見切り。
と書こうとしたが、 ネマタ本とか見ると序盤は辺張・嵌張外しての強浮き牌残しもありって書いてあるし、案外有力では?
でも高段者の対局を見ていると意外と愚形ターツも大事にしてターツオーバーでないと外さない傾向が見られる気もする…
タンヤオチートイ一向聴、メンツ手の二向聴に。でもこういうのは、よっぽど拘らない限り大体メンツ手になる印象。
かなり良い手な感じがするが、対子が多く受け入れは案外狭い。
そこで5萬をポン。
昔なら3900では不満としてスルーしそうなところだ。
でも3900はよっぽど負けてない限り、基本的にエライ。
こんな手、メンゼンでは2割も和了れない気がするし、鳴いていくことで和了率3倍くらいになっている印象がある。鉄ポンなのだろう。
数巡後、無事和了。
見ての通り、上家にタンヤオドラ4の大物ダマテンが入っている。これを潰せたのも非常に大きい。
自分にドラがないときは他人に行っているとはよく言ったものだ。
ファッ!?(驚愕)
1巡目からダイミンカンとは何事ですか…
手牌を見ても、意味が分からん。
もしかして、派手に動いてこちらを困惑させようとするブラフか!?
そんなの上卓民に効くと思うてか!!w
しかし、その直後僕は謎の打牌をしてしまう。画像の1萬対子落としがそれである。
麻雀の和了形にはメンツ手、対子手、国士があるが、それらのいずれにも対子が含まれている。
昔は雀頭はいつでもできるといわれたらしいが、そんなことはない、対子は非常に大事なものだ。
なぜいきなり対子を落とすという暴挙に僕が出てしまったのか?それはやはり対面の策略にまんまとハマってしまったということなのか…😱
それはさておき、こんな牌姿なら迷わず辺張より新ドラのダブ東を優先する。
この東は親の自分が3枚手牌に入れればそれだけで5飜確定という、超絶大チャンス牌だ!意地でも重ねにいく。重ならなければ和了らなくてもいい!張っても雀頭落として東単騎待ちリーチや!!(オイ)
あっさり東を重ね、シャボリー!
素晴らしい展開のようだけど、このリーチに誰が先に述べた大チャンス牌を切ろうと思うだろうか。クリミスかドラを見落としている不届き者くらいだろう。4索もまず出てくる牌ではない。
手の短い対面が、回りたそうにしながらもほぼゼンツしてくる。普段ならざまーみろだけど、いかんせん待ちが悪い…
東は止められてしまった。
普通なら字牌待ちリーチは両面待ちと同じくらい和了れるらしいけど、今回のはほぼツモ専だ。フリテン嵌張待ち程度の和了りやすさかな…
案の定1人テンパイで流局。
ここまで出上がりしにくく、片和了りにはなるがダマテンでも東で出上がり可能ならば、ダマテンにするという選択肢もあったか…?
ただ対面の仕掛けが注目を浴びているはずなので、それでもなかなか出ては来ないかね。
それならば、リーチして足止めしなければ和了られてたかもしれない他家の抑止効果程度で満足するしかないのかな…
まあツモって裏が乗れば親倍でほぼトップになれるという宝くじみたいなもんと考えるか。。。
連荘一本場。ここからドラが出ていくようなテンパイには興味がないし、とりあえず両面固定しての横伸び、良形変化を狙って打7筒とした。
直後に上家からリーチ。
自分の手は戦いたい手ではなかったが、河が薄くオリようがなかったのでしばらくまっすぐいった。
結局、満貫をツモ和了られた。
次局、初めは平和手っぽい感じだったがタテに伸びてきた。
なぜか自分はこの1つメンツが完成したタイミングで対子手に決めうった。
中張牌が多くメンツ手にならなくもなさそうだが、47筒の、いわゆる筋対子があるのでメンツ手は厳しいとみた。
場に動きがないまま、終盤にチートイテンパイ。
さて、どちらで待とう?
自分は終盤だし、安全度(と打点)を取って中切りダマとした。
もしもドラを切っていたら、対面に満貫のポンテンを入れられていただろう。
この局面でも中は2枚も山にあったが…
対面との2人テンパイで流局にこぎつけた。
なんと、中は2枚も王牌に埋もれていた。
安全度や他家に鳴かれることを考えなければ、チートイはドラより字牌待ちでリーチが期待値で勝るらしい。
高い和了率が期待でき、ツモ裏のハネマンにもなりやすい。
でも、このような終盤ではやはりドラを切らない安全の方が大事かな。
よく見ると上家もずっとツモ切りでダマテンが入っていてもおかしくないし。
結果論かもしれないが、最善手だったと思う。
南入、すぐに下家は中のポンテンに取ったが、この凹んだ点棒状況では悪手の部類だろう。
ワンスルーしてメンゼンリーチを狙うべきだろうし、ツースルーまである。
結局、ダマで平和ドラ2を上家が出和了り。
対面は序盤辺張固定からのチートイ決め打ちという奇手を放っている。
このダマテンはとても和了りやすそうではあるが、自分なら絶対曲げている。
点棒状況などを考えても、上家はラスなど考えずトップを狙えるし、正直ダマにする理由は自分には分からない。
3900→7700の打点上昇は大きすぎる。
もしかして下家の仕掛けを過大評価したか?
次局、上家がホンイツ仕掛けを入れており、こちらはメンタンピンの二向聴。
赤5萬が切られ、これをチーした。
普通は、5萬からタンヤオで仕掛けると残り2枚のペン6萬がとても苦しいので仕掛けないが、赤を鳴けばドラ3になって満貫となるので鳴いていった。
上家、なぜ9筒のポンテンに取らなかった??
まあそれはおいといて…
数巡後、バシッと6萬を引き入れ3-6筒待ちテンパイ。
上家から9筒が溢れてきて(まあ対子落としなのだが)、もう筒子は切りにくいし出にくそうだな…と思っていたが、発バックのテンパイを入れた対面から出和了り。
ただの喰いタンの自分を警戒することはないだろうけど、筒子が溢れて親満が見える上家に対してはもう少し気をつけたい方がいいんじゃないの?対面さん、と思った。
南3。7萬待ちでテンパイして、6萬切りリーチを打ち、即追っかけを食らったところ。
9萬切りと比べて、合わせ打ちにより6萬の壁ができたりして7萬が出やすくする効果を狙った。
巡目が遅ければ安全度を優先して9萬切りの方がいいこともあるだろうし、6萬切りで9萬がほぼ安牌となってしまうデメリットもあるが、後者に関しては今回は9萬全枯れにつき関係ない。
実は、下家はすでにテンパイしており、イッツーに手替わりして追っかけリーチ。
この手替わりが確実ならもちろん手替わりを待って正解とは思うが、こう手替わりして和了れる確率なんて本来は殆どない。
下家は現状ラス目だが、3着目の対面との点差は少なく、ラス回避的にはメンピンのみで即リーでよかったのではと思う。
結局、6萬切りにより6萬3枚見えとなったおかげか7萬を対面から出和了り。
次局、筒子が好形に育っているので、萬子を次々と外していく。
タンヤオをみてここでは1萬対子落とし。
北家の上家が謎の仕掛けをしている。
自風の北がドラなので怖いところだが、ドラポンが入ったりしない限りは、自手も悪くないのでライバル相手に早々降りたりはしない。
ただ、北の対子を持っているにしては仕掛けがストレートでないなあと思っていた。
嵌張を引いてテンパイ、即リーチ!
といったのだが、よく見るとフリテン(!)
ちょっとトップ目、ラス前ではやりすぎか?とは思ったけど、まあ三面張なのでギリギリゆるしてもらえるかな…?といったところ。
が、リーチ後にすぐにドラの北を持ってきてしまい、背筋が凍る。幸いにも(?)
ポンですんだが…
結局、満貫をツモられる。
しかも、なんと現張りとはいえ地獄単騎!
なんて野郎だ〜(涙)と思った。
ちょっと上家の仕掛けを初めから見てみよう。
上家、あまりよくはない配牌だが、ここからいきなり嵌張ターツを破壊して孤立么九牌を残していく!
これは今の自分にはできないな…
川村本とかに載ってそうな手順。
ツモによっては123筒のメンツ落としからの索子ホンイツまで見ていた…かは分からないが、鳴いてチャンタ路線を突き進む。
首尾よくドラの北を重ね、発を切って19萬を残す。
北が鳴けなくても19萬にくっつけてチャンタで和了ろうということか。
とても参考になる五段様の鳴きだった。
でも、流石に北ポンから地獄単騎の現物待ちに受けたのはやりすぎでは?
チャンタがついても付かなくても打点は変わらず満貫だし。
流石に枚数的に1萬切りではないかと思う。
こうして満貫親っかぶり&リー棒没収できっちりトップをまくられてしまう。
オーラス
3着目で下家の親がどんどん鳴く。どちらかといえば本手よりガチャ鳴きの類かと思っていたし、3着、4着とは大差があったので親をアシストして上家にぶつけてやろうくらいの気分だったが、あっさり微差の4着目が親に振り込んでトビ終了となってしまった。
この放銃も、親の手の危険度・進行具合をちゃんと把握していればそう簡単には起こらなかったろう。
本来、こんな危険な手に対してトップ争いの自分と上家はもう危険牌は切れないので、足が完全に止められてしまうはず。
それならば、親がツモ和了るか自分が振り込むかしてトバされない限りは現状ラス目の対面もこの局でラス終了にはならないので、ここはジッと我慢して危険牌を切らない、半ばオリの手組みにした方が良かったろう。
あと気になったのは、この親の大明槓。
これをすると、ほぼテンパイだと思われてしまうので良くなかったのではないか?という気がした。
もちろん、対人要素を抜きにすれば既に門前でないのでカンするべきだが、カンをすると周りに相当警戒されるのは目に見えている(今回の実戦ではは案外そうでもなかったかもしれないが)。打点も既に十分ある。
ただラス争いをしている親なので、1着目2着目に警戒させるのはメリットにもなりうるので、これはこれでありか。
難しいところだなあ。