自戦記20 流れが来てやがる!
麻雀ブログ好きでよく読むんだけど、世の中の麻雀ブログは強い人のばっかりだなあ。こちとら天鳳3段・上卓風情なので悲しくなりますよ。
でもだからこそ、弱者が書くというところにこのブログにも存在意義があるのではないだろうか?
世の中の強い人同士が、お互いブログを見て切磋琢磨し合うようなこともあるだろう。
強い人のを強い人が見ても参考になるなら、弱い人のを弱い人が見ても参考になるはず(?)。
強い人ならこのブログを見て「ははwこいつザッコww」と思うのもよし、又は「弱者のクセに、なかなかやるじゃないか」と思っていただいても構わない(まあそんなのないかw)。
そんなことも考えつつモチベーションを上げていきたい所存。
東1
いきなりだけど疑問。
上家の手は結構整っていて平和にもなりそうだし、ドラ2ある。だからこそ、1、9筒といったくっつきが全然嬉しくない牌より、重なりが超絶嬉しいダブ東をまだ引っ張るのが優るのではないか?
平場でいうと、ドラ0〜ドラ1は打点的にさみしいので手役をつけたりリーチを狙いたい。
だがドラ2以上では鳴いてでも和了れると大きいので少し鳴きを重視する、つまり鳴きやすい手組にすることが大事かと思う。
特に、今回のドラはオタ風なので横に伸びないし、ポンしても役がつかない。だから尚更鳴ける手になるのは相当大きいと思う。
ポンして満貫以上となるし、スピードも文句なしになる。
ただ今回は東が鳴ければ親満確定となるし、西ポンすると雀頭不在になるうえドラポンが誰の目にも明らかとなって警戒を招くので西はできれば鳴かないほうがいいとおもわれる。
また、鳴き手は安くなるのが普通だが、その点連風牌(東場東家の東、南場南家の南)は特殊な存在だ。コーツにするだけで2飜となるので鳴いて打点を狙える!
自分の手もなかなか整っているが雀頭がなく、萬子の形が悪いので形のいい索子・筒子の伸びに期待して萬子ターツを一つ落とす。
嵌張と辺張の選択なので普通は両面変化を考慮して嵌張ターツを残すのだが、今回はほのかに123三色同順がみえるので1、2萬を残して9萬切り。
筒子索子が伸びればまさかの678三色も()。
もちろん6萬を引いて両面化すれば喜んで辺張を見切るので、9萬から切る。
ただこれが三色になるには1、2索辺りを先に引くことが必須で、かなり確率は低いので考慮する必要はなかったかもしれない。
上家ンゴ、ドラの対子落としに出てしまう!
ドラの見落とししてる人結構多いんだなぁ。自分も第一打切った後にドラ見ることが多いので気をつけたい。
(まさかドラだと分かってて落としたってことはないだろうな?)
そして自手、本当に123三色に!
これを読んでいるあなたも「まさかそんな三色なるわけないだろwwこいつ手役馬鹿かw」と思っていたことだろう。
まったく、自分の構想力に惚れ惚れするぜ。
こうなりゃドラ0でも勝負手なのでリーチ!
他家の仕掛けはちょっと怖かったけど、上卓程度では高打点確定以外の仕掛けは全舐めでいい(はずw)。
ドラ1以上ならダマ5200あるので打点も悪くなし、やっぱ仕掛け怖いしダマかな。
結局、上家にタンヤオのみをツモられてリー棒取られた。
上家先輩、リーチ一発目にドラ通して、見事な和了りっすwww
冷静に考えて、上家がリーチに喰いタンのみで押したのは大幅に期待値マイナスなのはほぼ確定的。メンピンドラ2の親満を和了るルートもあったことを考えると、どれほど損しているか、考えただけで胸が痛いレベル。
親に和了られてしまったが、もちろんリーチしたのを後悔はしていない。薄い確率をくぐり抜けてテンパった愛おしい自手を、わずか2600の出和了りにしてしまうほど哀しいことはないから。
…っていうのはセンチメンタルすぎるけれど、2600→5200以上になるのはリー棒3000点出してもいいくらい美味しい。
ただ、捨て牌見る限り序盤に嵌張残していればすでに和了っていたはずのなのは悔しいな〜
これはミス。
なんか手役大好きみたいな書き方をしてしまったけど、僕はドラも相当好きだ。要するに高打点好きということなのだろう。
ただ最近まで、形のいい手で早い段階から役牌仕掛けて1000点和了りみたいなのをよくやっていた。
今はスルーしてリーチ狙えるのは積極的にスルーして打点を叩きにいきたいと考えが変わった。
東1局1本場
上家は手牌が索子と字牌ばかりなので方針がわかりやすいが、自分の手は萬子寄りではあるもののはっきりしない屑手。とりあえず手なりで進めた。
その後萬子が結構寄ってきたのだが、上家の索子仕掛けが早い可能性があり、ここから索子&字牌をバンバン切り出すのは怖い。
ドラ色高打点には打ち込みたくないし自手もまとまらず、もう受けに回るしかない情勢。
上家のプチ迷彩(?)
ターツが決まったので8筒をわざと引っ張ったものか?
自分も結構こういうのやるが、パン卓上卓風情では誰も見てないというオチ。
上位の卓に行けば効果あるんだろうか?
でも今回のは守備面では少し不利だな。
上家テンパるも、下家の和了りとなった。3900か。少し高いし、危ない危ない。次は3萬が出て行くところだった。
親を蹴ってくれくらいの気持ちで、下家への警戒は薄かったなぁ。
また親を警戒しているといいつつ、自分が結局鳴かせているw
ノーテン気配だったので切ってしまったがこれを和了られてはたとえ放銃しなくても痛い。
周りの警戒度合いを見るに対面も下家も中とか掴んだら上家に打ち込んでると思うので、そうなると上家がダントツになってきてしまう。
特上や鳳凰卓ではラスペナルティが大きいので離れたラス目がいると助かる面もあるだろうが、上卓レベルではそうでもないので、1人に行かれてしまうのも少しきつい。
東2
萬子は好形3門張。とはいえ他の形がガタガタで、ここは速度を落としても打点or好形を狙いにいく嵌張落とし。言うまでもなくドラのダブ東重なりに最大の期待を置いている。
下家はチートイ本線ぽい。チートイかトイトイにでもいかないと和了りにくい手なら、早めに対子手決め打ちが吉だろう。
木原プロも七対子の成就率を上げるには決め打つ巡目を早くすることだって言ってた!
7萬先切りでの9萬待ちは絶好だし、ここは果敢にメンツを崩す打4筒or6筒がいいと思う。
ポン材出たらポンもありだと思うが、ドラ東を引いても使いやすいチートイに個人的には決め打ちたい。
この局は対面リーチに聴牌入れた上家が放銃。
色々言いたいことがあるが、まず対面、よく4筒5筒のシャボでリーチしたなあ!ということ。
ドラの東も見えてないし、巡目も深くなってきているので牽制効果よりリスクが勝るだろう。
和了ももちろん期待しにくすぎる。場を見るとかなり筒子が…えーと、高い。(色が高い安いの表現をど忘れした(^_^;)いつまでこの言い訳がきくか分からないが初級者なので…)
並びシャボはシャボ待ちの中ではいい方らしいけど(重ねて自分が使っている牌の隣牌も他家は使いにくい確率がちょっと高いので)、ど真ん中同士というのはやはりどうなんだという感じは否めない。
実際には和了牌4枚のうち3枚を下家がガメていて、上家がラス牌切ったので和了れたという有様。
打点が高い手ならばリターンが大きいのでリスクに見合うが、この手ツモれば三暗刻ついて満貫とはいえ出和了りは大体3200。少し微妙…。
では手変わりはどうか。直の手変わりで嬉しいのは3-6筒が入って両面待ちになる変化くらいで、打点上昇もない。
強いていえば萬子メンツを破壊してトイトイに行く強行策があるが、受け入れが狭く和了りにくいので相当ギャンブル。
手替わりの少なさと現状ラス目であること、夢の裏3やツモで満貫があることも総合して考えると、リーチもありかもという気はする。
ただ東2なのでまだそこまで焦らなくてもいいんではないかなあ〜
上家にかんしていえば、タンヤオのみ手でこの河のリーチに6筒、4筒と無筋強打は無謀だろう。確率は低いとはいえメンホンに打ち込んでも文句は言えない。
ここは、ほぼ通る57索のターツ落としがいいだろう。7索現物、5索中筋だ。
そうしていれば4,6筒を吸収して安全に聴牌が取れていた。
それでも聴牌に取れないケースも勿論あるが、ほぼ安牌2枚ある勘定で回し打ちした方が「マシ」だとと思う。
そして自分も、リーチに対して1枚切れ白、先切りのマタギ9索と、比較的危険度は低いが放銃することもありえる牌を切っている。
これはリーチの入る直前にドラ東を重ねたからで、既に役ありで仕掛けのきく高打点1向聴になったのが大きい。これくらいの牌は押せるんじゃないかと思う。
牌姿的には萬子のホンイツダブ東中ドラ3で倍満まで見えるけども、対局中は筒子だけは切れないなという感じだった。これは押し引きとしては大分雑ではあるが…
途中で7筒が現物になり、嵌張鳴いて良形待ちに出来る…!とwktkしていたが和了られてしまった。
よく見ると意外と対面に通っていない筋が多いが、萬子もそれなりに危険なので押して正解かは微妙なところだ。
東3
タンピン狙いで打8萬として雀頭固定。
嵌4萬引きのダイレクト聴牌を逃さず、筒子が伸びたら萬子嵌張は外していく構え。9萬引きでメンツが完成してもヘッドレスになる上、タンヤオが崩れるので嬉しくない。割と新たな雀頭は作りにくい形だ。
中ぶくれ形は雀頭固定と相性がいいってウザク先生が言ってた!
先に6-9索引きならどうするかな〜
9索引きはのみ手だからトリダマ、6索引きならタンヤオつくので巡目深くなければリーチいっちゃうかな。
そのあと狙い通り筒子が伸びたが、
対面が下家リーチに一発放銃。
のみ手だったはずが悲惨にも裏3の親満に…!
リーのみだが、6筒切り2-5・3筒待ちと待ちがよく親なのでこれは絶対リーチだな。
対面は6筒切りリーチに3筒で放銃と、普通はもろ引っ掛けといわれる引っ掛けに引っかかったわけだが、この牌姿でもモロヒって呼ぶのかな?
普通は246と両嵌が残り、6切りリーチしたようなときにモロヒとなる、と思っていたのだけれど。
まあでも抜き出せば246を取り出せるからモロヒでいいのか。
いずれにせよ、3筒切りは危険すぎで不用意だ。
東3局1本場
上家、愚形だらけの手牌だがドラ表の北対子落とし。
これはないとはいわないが、もう一つの雀頭候補の4萬は両面対子で、だいぶメンツ化しやすい。だから対子を落としてしまうとテンパイ速度が遅くなる可能性が高そうだ。
どんなに汚く食い散らかしてでも和了りたい和了りトップのような状況とは違って、今は安全度も確保しつつ高くできるなら高く和了りたいというところなので、無理にタンヤオ方面に向かう必要はないと思う。無理な喰いタンは危ないだけだ。
自分ならなるべく形を整えて、東重なりを出来るだけ待ちたい。
字牌対子は最後にシャンポン待ちが残っても和了りやすいが、こんな風な局面で安牌不足を防ぐとても心強い守備の味方でもある。
字牌対子を抱えていればほかに安牌を持つ必要がなく、かなり目一杯構えても困ることは少ない。
上家も北対子をホールドしていれば安牌に困ることはなかっただろうに…
このせいで悲惨な結果を招くことも多々ある。
下家は大きなトップ目の親だが、喰いタンテンパイにとってドラの東切り。ひえええ!
「親はドラ3か…」とか思ってた自分は何なのか。
このドラ切り、放銃したときがヒドイのでリスクとリターンが見合わないように思うが、どうなんだろう?
正直、字牌の放銃率は低いがその割に放銃点が高くなりやすいのでどれくらいの危険と見積もるべきなのか自分には分からない。
この回↓でも取り上げた本で調べてみるか。
えーっと、8巡目、親対1軒リーチ、生牌ドラ字牌…と
とはいってもこないだほど色々な本を比較考量する必要はなさそう。
「統計学のマージャン戦術」だけでだいぶ詳しい。↓
親が子のリーチにベタオリしたときの局収支が-1700。
親がのみ手副露聴牌での局収支は、リーチ者の安牌切りで-900、放銃率10%の牌切りで-1600。
生牌ドラ役牌の放銃率は(巡目・通った筋本数も考えて)5%余り、放銃点平均は9600点。
子立直の平均和了素点は6000点なのでそれと比べて放銃点は高くなりやすいが、放銃率が大したことがないのを考えると、押しがベタオリの局収支をだいぶ上回ることが分かる。
ゲンマもこの本も、親の両面聴牌ならのみ手だろうが何だろうが、子リーチにはほぼゼンツできるとのこと。
安牌もなくベタオリしきれるかも分からないし、いっそ押した方がいい好例だった。
というか、親っかぶりリスクがあるので安牌あっても押しが正解の場合も多そうだな。今回は少し点棒に余裕があるのでオリ寄りにはなりそうだが。
やはり自分はドラ役牌の危険さを過大評価していたかもしれない。数牌切っても赤とか持ってる相手なら満貫放銃になって何の不思議もなく、それなら振りにくい字牌の方がマシというところもあるんだな。
巡目的にも字牌放銃率は高くないので切ってよかったか。これが対親リーならダブ東は流石にそうそう切れなさそう。
結局、対面が普通の平和手をツモ和了った。
東4
東を鳴いていったけども、形が悪いのでスリムに構えにくく、道中ずっと安牌なしで不安な状態だった。
聴牌はしたがこんなお寒い形になってしまう。リーチ入ったら泣きそうだ😰
対面がツモったときは一安心してしまった。
加槓はやりすぎかな〜でも槓せずに切るのも両面聴牌だしどうなの?って感じ。他家に舐められるのもシャク。嶺上牌も引いてツモを増やしにいき、早く和了ってしまう方針でいいかな?
東4局1本場
ドラ待ち嵌張だが当然リーチ。他家を降ろしてツモりにいくのみ!
と思いきや、数巡後にはぜんつっぱのオンパレードに。何だこれ…ツッコミきれねえ。
和了れたのは大変ラッキーでありがたかった。
南1
運気の上昇を感じる。高速満貫テンパイ。
オカルト派ではないけども、やっぱり一回和了るとその後も好配牌だったり和了りやすくなったりってのは何故か多い気がしてしまう。これが流れってヤツか!(O_O)
普通、この巡目で三門張テンパイなら、ダマ満でも曲げていくところ。だが2・8萬がバシバシ切られていたため、ここまで簡単に和了れそうなら…ということでダマにしてみた。
無事直後に和了れました(^-^)v
山をみるとツモ筋にもたくさん和了り牌がいて裏も乗っている。跳ツモ逃したな。
こりゃ流石に曲げかなぁ。ただ山なんかみると思考に偏向がかかるからよくないんだよな、本当は。
ただ結果的にトップ目直撃できたのは結構大きかった。
次局南2の親番は、バシバシ好所を引き入れてパッツモ。いきなり大トップに。
こんなにツイてていいんだろうか?w
南2の1本場も更に下家から加点。
今度はノベタン三門張ですw
南2局2本場。こう独走状態になると、だいぶやりたい放題な気分になってしまう。
ここも、普通は対面の仕掛けに一番切りたくないようなところだが安定の舐め打ちw
自分はもう加点する必要をそんなに感じないし、振らなきゃいいだけだし上手いこと門前聴牌しない限りは誰かに和了られてもいいや、という心持ち。
結構手が整ったのだが一歩先に下家からリーチ。まあオリだ。てきとうに回し打ちしていたら下家に跳満ツモられた。
下家も三門張か…今日みんな待ちいいな。
対面のゴリ押しゼンツマンっぷりが凄かった(小学生並みの感想)。白は2枚切れだったのだが対面が地獄単騎待ちをもしかねない狂人に見えたので切れなかった。
この親っ被りは点数に胡座をかいた雑な打ち方に、ちょっと天からお仕置き食らってる感あった。
南3
前局で楽勝ムードは弱まった。配牌の北対子を見て、下家の親番全力流しを誓う。
が、対面の早いリーチに下家の親も鳴いて前に出て来、あっさり撤退。
押して下家に振っては元も子もないし、下家も副露して高打点の可能性が下がったので和了られたら仕方がない、対面に任せようとなった。
親は流したいが対面に差し込むほどの余裕も、流石にない。
⁉️
見逃し??何考えてんだ?
フリテン…でもないしな。
そこまでするのかよ。
ポンコツだったのでやっぱ任せちゃダメだったか…
対面4段だしラス引かないのがどれほど大事か分かってるはずなんだけど、なんでこんなリスキーなことしちゃうかな。
こっちとしてはツモってくれたので結果オーライ。
オーラス
嬉しい役牌ダブルバックセット。
安全に、素早く終わらせるッ!
がっ…!ダメ…!
親の対面から早いリーチ!
うわわわわ
何やってんだ…ドラやで…
これは多分指が滑ったんだと思う。申し開きもございやせん。
何とか通った…
実は、ここらへん自分が何を考えてたのかあまり覚えていない。ただ早く終わらせたかったのか普段の慎重な僕()からは想像もつかない押しまくりを披露してしまった。
結果は綺麗にダブロントップ終了でよかったけどね。
うーん、最後のはガバガバすぎる気が。筋とはいっても現物以外切りすぎだし、西ポンもやりすぎだろう。
振らなかったのはただの幸運でしかない。こんなことやってたら3回に1回くらいトップ逃しそう。
ベタオリしないまでも、もう少し安全なところを切っての粘りのピッチングを見せたかった。
親を放銃の危険に晒されてまで落としにいくことはなかったなあ。打ったら3着落ちあるし。ラスはほぼないとは思うが。
ここら辺の判断は難しい(>_<)
雑魚(ぼく)は黙ってベタオリが一番マシそう。根性なかったなあ。
というわけで今回はトップでした。
今回の牌譜
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