自戦記26 二本立て
自分は麻雀覚えて早い段階からネット上の戦術サイトを読んで現代的な麻雀セオリーを学んできたが、学ぶまで両嵌(リャンカン)にすら気づかなかった覚えがある。嵌張待ちは知っていたが、それの複合形を認識したことがなかったので、「3枚1組ながらも2種の受けがある、両面には劣るが優秀な形」ということが分からなかった。
全ての麻雀技術を実戦から学び取って行くとしたら、途方もなく大変なことだなあと思わされる。人から学ぶのもオカルトじみたことが混ざってきそうで、下手したら上達の妨げにもなりかねない。今の沢山の戦術書やWebサイトで麻雀を学べる世に生まれたことを感謝せねば。
パン卓戦
東1
ターツ不足の手牌で59とあるときは7引きの両嵌もあるので9も残すのがセオリーだと思うが、5が赤だったら両嵌からの8埋まりで赤が出ていくのを拒否する意味で、9を早めに切ってしまう手癖がある。
画像の手牌では普通に南を切った方がいいんだろうか?
牌理的には赤5筒か6索切りかと思ったが、好形が望める萬子中ぶくれを2メンツ候補としてタンヤオをつけにいく嵌張落とし。ドラも使える。
だが、調べたら6萬切りが受け入れ最大らしい。メンツ候補揃ってるから当たり前だった( ; ; )相変わらず牌理がまだまだだなぁ〜と思った。
上家が放銃。
この上家の手のように、ドラ切らずシャンポン待ちにするかドラ切って両面に取るか選択肢のある形はよく悩まされる。
パン卓・上卓では打点を重視してシャボにする人が多いが上級者は和了率を重視して両面に取る傾向があると感じる。
ただこの局面だとドラで放銃する危険性もあるし、その場合の損失が大きくなりやすいことを考えると、ドラを使い切る構えの方がいいのかもしれないと思わされる。
うーん分からん。自分もシャボにしそう。
あと自分の手は喰いタンの1向聴だが、ドラ5索が入ったら赤5pを切るんだろうか?それは嫌だよなあ。ちょっと仕掛けが良くなかったかな。
東4局2本場
対面の中をスルー。
以前なら脳死ポンしていたところだけど、形が良く門前で打点が狙えるのと鳴いていくと守備力に不安があるということで最近はよくスルーするようになった。
ただまあ字牌を持っておけば大体安全だし、形が悪くないとはいえ先制立直できるかは全然分からないくらい門前だとあまり早くもない手。鳴いておく方が良いのかもしれない。未だ模索中。
今回はこうなったのでスルーしてよかったなあ☺️となった。
結果…↓
ヒェッ…!
まあ僕の立直受けてノーテンからドラポン入れる下家が悪い!
搶槓は結構よく見るしザ・パン卓感に溢れているなぁ。
それにしてもこの巡目に三門張を1巡回しってどういうことなの??
というわけで下家がトんだのでこの半荘は2着終了。
牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018060407gm-0009-0000-df3f2ade&tw=1
実質東風戦だったのでもう1半荘。
また一般卓から。
東1
対面、チートイ1向聴にも取れるが、これならホンイツに向かった方が早くて高く確実そう。
だがこのテンパイトラズは許されない。
安目でも5200あるのだから満足すべきだろう。
トイトイに向かえば最高跳満まであるのはそうなのだけれど、そこまでしなくてはいけない状況でもない。
対面跳満テンパイを入れたが、こうなってしまうのは自業自得だと思う。
打点十分なら和了率優先!
最終形でシャンポンにすれば跳満だが両面にすると満貫になってしまう、という場合も大抵は後者を選択するべきなのだろう。
東2
上家相当無理に仕掛けてるな〜
下家もここからホンイツに向かうとは…
と思ったけど、上家を警戒してのことなのかも。流石に3副露している上家の聴牌率は高いと予想される。
これは振っても擁護のしようがない。タンピンドラ2の1向聴でも萬子は止めなくては。自分の手しか見てない典型的初心者だった。
はいやらかした〜\(^o^)/
6-9萬とかは止めて回っていたのに、下家への警戒が疎かになっていた。
こりゃあかんわ〜
ただ1副露だとやっぱりちゃんと警戒できないんだよな〜
多分下家が萬子ホンイツやってるってこともロクに認識できてなかったろう…
東2局1本場
メンツ手より、ドラを使える対子手に向かったが、ちょっとやりすぎだったと思う。
あまり嬉しいテンパイではないが、ツモれば三暗刻がつくし4筒切りで7筒は出やすいかな?と考え立直。点棒が少ないので立直を控える理由もない。
だが、結局下家ダントツ目の親がドラ2枚を合わせ打ちした挙句に立直は蹴られた。
たしかに下家は自分の立直には安全な牌を切りながら聴牌を入れたが、ドラ合わせ打ちして打点を大幅に下げてまで、もう撤退できないし和了りやすくもなさそうなシャボ聴牌を入れるのか、と意外に思った。
親とはいえ大トップだし押し返すのはリスキーなので自分ならやらないだろう。押すなら宣言牌をドラポンして一撃を狙うかな、それもやらないとは思うが。
東2局2本場
123三色やチャンタ系の手を見つつ、先切りでマタギの3筒を出やすくする狙いの打4筒。
パン卓では安牌感覚で先切りマタギを通されることが多いので、先切り戦術は予想以上に有効な気がしている。
手が進まず鳴き三色を狙ったが親リーに遭遇してしまう。結果は対面の500-1000ツモ。
ちょっと安くて不安定すぎる鳴きだったのでやめた方が良かったかもしれない。安手で和了って局を回すメリットも小さいし。
東4
下家の立直に対面が一発で放銃した局面。
対面も、下家の立直を受けた直後テンパっていた。だが、2枚切れ嵌6筒という超愚形待ちだったためトリダマにしたんだろう。
自分なら立直相手に無筋切って役なしダマってリスクだけでリターンがない気がしてしまうけど、ありではあるんだろうな。即追いかけ立直よりはマシそう。
南2
対面、離れたラス目につき平和系に決め打つ中対子落とし。だが、まだ南2でラス親が残っているのでとりあえず和了って次局に賭ける価値が高いので、和了りから大きく遠のく役牌対子落としは疑問だと感じた。中暗刻になる可能性も捨てない方がいい。
待ちは悪いが立直した。上家とかが和了るのはそれほど痛くないが、やはり次局に対面親満ツモとかでも簡単にラス落ちするので攻めるしかないと思った。
今見ればポンされた6筒の側であり、かつ上家・下家は使わなそうで対面が1枚切っている5筒はだいぶ山にありそうにも見える。対局中はそこまで考えられていなかったが。
だが良形聴牌していた上家にフルゼンツされ、赤5で打つというヒドイことに。安くて助かったが。
南3
上家、嵌4索の役なしダマから白ポンして5-8索聴牌に張り替え。これはクレバーなやり方に見えるし、自分も同じようにしそう。
局収支期待値的には即立直有利かもしれないが嵌4索の和了りにくさと、立直ドラ1を和了れてもトップは遠いということが大きい。
オーラス
先ほどは上家がツモ和了り、ぴったり0点になった対面はやる気を喪失してしまったらしく回線切れに。
ラス争いの相手がラス親で、まくられるかもしれない緊張感がかなりあったが、これを見てとてもホッとしてしまった。
この期に及んでドラ暗刻の勝負手だが、ほぼ着順アップは望めないので堅実にいく。(または四暗刻でも狙ってみるしかw)
何ということもなく3着で終了した。
意外とポイント増えないな。ラス回避はしやすいけど、ゼンツマンが多いのでトップはそれほど取りやすくない。
牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018060407gm-0009-0000-6f6d5700&tw=0