自戦記31
今回は攻撃垢から。攻撃垢というのは前にも書いたように、普段より周りの立直・副露といった攻撃に鈍感に、自分の手にまっすぐ進める打ち方を試すアカウントのこと。
色々な打ち方を試す意味で、通常の垢の他に攻撃垢と守備垢というのでも時々打っている。ただ、異なる打ち方を意図的にすると打ち方が定まらずブレやすくなるという欠点もあるのだが…。
東1
ターツオーバーになったので牌理通り西を対子落とししてタンヤオに向かっているところ、78索を裏目った。
ターツオーバーとはいえ4萬と7萬の対子が重く、両面変化を逃したのは痛いな〜と思った。
西を抱えずにぶくぶくに受けていれば索子を捉えられたのだろうが、巡目も中盤に差し掛かり手牌の守備力にも気を遣う必要があるので難しいところだ。
まあ、今回は親だし攻撃垢なのだから西切りでよかった。
巡目が進み…
この局はダブロンを喰らってしまった。
手牌を普通に進めるならツモってきた9筒をツモ切りだが、対面の仕掛けは筒子染めにしか見えなかったうえ、筒子を余らせていたので筒子は切りきれなかった。
だから保留の打4萬としたのだが、対面は染まっておらず、下家と対面両方に刺さってしまった。
自分には対面が染まっていないことを見分けることはできないので、筒子を打たないのはいいと思うが、それに代えて打4萬も、4-7萬の筋を4枚持ちであることから通常より危険であることを認識しておくべきだった。
打点の分からない鳴き手には、これくらいケイテン&親番保持の可能性がある手なら押していけるのではないかと思うが、自分のたくさん抱えている筋は鳴き手にはより危険らしいので、4-7萬は押さない方がいいだろう。
東2
平和がはっきり見えるので、2ヘッドのセオリーに反して対子を落とした。これでよかったのだろうか?
まあ仮に唯一のヘッド3筒が暗刻になっても索子の連続形で頭を作りやすいので大丈夫かな。
東3局1本場
親リーの一発目だが、三門張+両面対子の一向聴なので突っ張ったが放銃。
まあこれは親の河が薄く現物もないので、普段の垢でも押していると思う。。。
少し手牌の価値を落とすが比較的安全に一向聴を維持する打2索というのもあり?
東4
ダンラス目。役牌を鳴かなくては和了れそうもない手牌だが、鳴いて守備力・速度・打点とも劣る手を進めるより、都合のいい横移動に期待した方がまだマシなので南をワンスルー。
というより、ここまでバラバラだと点棒状況関係なくスルー優位かな?
上下が仕掛けて安手で局が流れそうな感じになり、自分の手も整ったきたので2枚目の南は鳴いた。もっと手が整って一向聴くらいになっていたら2枚目もスルーというのもありそう。
この局は対面がダマでツモ和了り。
倍満テンパイの下家をかわしたのは大きい。
が、対面テンパイ時には槓が入っておらず下家の打点は見えなかったので、平和ドラ1はやはり即リーがよかったと思う。その手で仕掛けに遠慮することはない。
槓ドラモロのりの後ならダマがいいかもしれないが。
南1
ダンラスで南場の親を迎え、ここで稼がなくてはと覚悟を固めていたところ…
ダブリー!!!
のみ手だけどw
モロ引っ掛けにできる珍しい(?)ダブリーだったのでそうしたけど、モロヒが警戒されやすいなら8萬切り立直という手もあった。
上卓・パン卓レベルではモロヒが特に警戒されてはいないようなのでこれでいいかなと思う。
結果和了れた。けど、しょっぱいダブリーがあったもんだ( ̄Д ̄)ノ
南2
親番で多少稼いでなんとか3着目と僅差につけた。そのライバルの親番は全力で流しにいく…つもりだったが、ややスリムに構えすぎたか。ここから染めもないしターツ候補が足りないので、字牌より数牌残しか。索子のロスはやや痛い。
巡目進んで…
さっき「染めはない」と書いたが、親リーに回っているうちに手なりでホンイツに!
さらに加槓を入れ、嶺上牌は聴牌にとれる7筒だったが、何を思ったか危険牌切って聴牌取らずの打1筒。
我ながら色々メチャクチャだなあ。
聴牌を取っていたら、奇しくも親とオナテンだった。
しかし、ここからは親リーの安牌切りながら三門張の満貫聴牌に!この時点で、道中はどうあれすごく上手くいった感。
自分の加槓で、槓ドラをポンしている発に乗せるというワナを仕掛けられた上家から出て和了。とてつもなくツイてた。
満貫手だからこそ上家は無理に押してきたのだろうし、そうでなければ自分も和了れていなかった可能性が高い。
こんな風な成功体験をしてしまうと自分の打ち方は正しかったかのように錯覚してしまうので困る…。
流石に、ペン3筒テンパイは取るべきだっただろう。
でも正しいであろうそのルートを辿ると和了れない、というのが麻雀の怖いところだ。
この和了りで2着に浮上。
点棒状況があまり変わらないまま迎えたオーラス。
平和ドラ1では、リーチして直撃プラス一発・裏でもギリギリ1位をまくれないので流石にダマ。
もしも切り上げ満貫ならギリギリまくれるという、珍しいケース。それでも普通は天鳳なら曲げないと思うが、周りの押し引き的に曲げても出る気が結構するので曲げもありそうw
なぜ対面はトップで染める必要ないのに染めているのか?
この手を無事に和了って2着で終了となった。
今回は東場痛手を被ったが、メンツが打ち合い上等って感じだったのでなんとかまくれたかな?という感じ。こちらに南場でベタオリされまくっていたらラスのまま終わっていたかもという気がする。
ラス回避できるか否かは、メンツの上手さを脇においても、打ち方に結構難易度が左右されると感じた。
牌譜
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