自戦記32 染める?
一ヶ月の間にはてブロに上げられるファイルの量には限りがあることをついさっき知った。。。今までは気にせず画像をどんどん上げてきたが、6月分もそれなりのところまで容量を使ってしまっていたから、これからはちょっと厳選する必要があるかもしれない。
今回は上卓戦。
東1
15巡目に聴牌し、さすがに巡目が深いとダマに受けて、2巡後に和了した場面(聴牌打牌はチーされた)。
だがこの手、ダマ2600→曲げて5200と、ダマ3900に次いで打点上昇効率がいい手だ。立直はなかっただろうか?
今回もまた、手持ちの本やネット上の資料を探して成否を調べてみた。ただ、あまりダイレクトなデータが見つからなかったので詳しくは割愛。
流局間際の(先制)立直は、通常の、残り巡目のある立直と考えることがだいぶ異なる。
ただ、異なることは分かっていても、自分も考えるべきファクターをあまりよく整理できていない自覚がある・・・。
自分の知る限りでは、とりあえず和了できる機会が物理的に少ないので、通常の立直の主要メリットである打点上昇効果を割り引いて考える必要がある。
その代わり、流局した場合に聴牌者はテンパイ料(ノーテン罰符)をもらえるので、他家を降ろして少しでも多くテンパイ料を貰えることを目指すといった、牽制効果のようなものが発揮される。
もちろん、流局間際だと突っ張っても放銃せずに流局に持ち込める可能性が高くなるため、ケイテンを入れた他家はそう簡単にはオリない。そこで面白い現象が起きる。
他家がケイテンプッシュといった正しい戦術をとるからこそ、案外流局間際の立直は和了れるのだ。
なお、ここら辺は科学する麻雀の受け売りである(笑)。
なら曲げ有利かというと、そう簡単でもなく、流局可能性が高いので立直棒の支出を大きめに見積もる必要がある。高確率で1000点失うのはバカにならない。
色々考えた結果、やはり愚形ではこの巡目で曲げるのは損かなという気がする。
ただし、『統計学のマージャン戦術』によれば12巡目のダマ2600愚形は曲げたほうが局収支でやや上となっている。今回くらいが割とボーダーの巡目ではありそうだ。
またそもそも、なぜ自分は2萬と4筒のシャボに受けられたのに嵌5筒にしたのだろう?和了は、待ちの片割れが比較的優秀な前者の方がだいぶ期待しやすいし、あの場面では4筒切りより6筒切りの方が安全そうでもある。
多分、自分には中張牌のシャボを嫌う癖があるんだよな〜。昔はシャンポンの方が嵌張より大分好きだったのに、上手ぶって(別にこれが上手くもないんだけど)いつからか無駄に嵌張に受けることが増えてしまった。修正していこう。
東2
巡目の浅い門前聴牌は大体立直とはいえ、これは流石にダマ。辺張ドラ待ちのうえダマ満なので。
ダブリーだったらちょっと悩むかな(笑)。
黙ってても出和了りはちょっと難しそうで、それで他家に早和了りされると結構腹立ったりもするけど仕方ない。
東2局1本場
この配牌からどう進めるか?
筒子ホンイツも考えられるところだが、字牌が孤立しているが数牌の連結は悪くない、ドラが索子である、親番であるといったことから牌理通り手なりで進めた。
結果・・・
あそこから続々と筒子を引いて結局ホンイツに!そしてテンパったものの、立直と対面の仕掛けに挟まれて満貫放銃となってしまった。
この場面では両面5800聴牌なので、基本的にゼンツで問題ないと思うのだが、序盤からロスしまくってしまったのが悔やまれる。
初めから染め狙いで上手くやれば、清一色赤の親ッパネまであったな〜などと考えてしまう。そこまでは手順的に無理がありそうで、悔やんでも仕方ないが。
こういう手組みはどういう方針にするか難しく、ツモによって成功と失敗の差が大きい感じがする。
また、ゼンツするかどうかは対面が上家の立直一発目に片無筋の赤5筒を打ってきた(!)ことも勘案して押し引きを考える必要があったかもしれない。その時対面は発をポンできればテンパイののドラ3一向聴で、やややりすぎ感もなくはないが打点的には案の定高打点だ。
相手がもっと信頼できる相手ならもっとちゃんと考えた方がいいかもな。本譜では、正直赤5筒だ!ポン!はい聴牌!って感じで対面が猛烈に押してきていることが頭から抜け落ちていた。上卓ではこういうのを考えすぎる方が無駄な労力となることも少なくないとはいえ、より上位の卓にいくならこういうところを見られなくてはいけないな〜
東4
先ほどの例と同じような、役牌手でギリギリまでホンイツを見るべき例。今回のは、さっきよりバラバラなだけに罪が重いと思う。バラ手だからこそ、遅くなっても高打点が狙えるホンイツは狙いどころだ。
というか、これで通常の役牌手とホンイツの両天秤にかけたつもりだったのだが・・・
はい、あからさまな裏目。9筒は普通に有効牌だった・・・
この局も放銃こそしなかったものの当然のごとく和了れず。
この後は、対面の怒涛の和了が続き、上家が飛んで2着で終了となった。
今回は「壊れ役」のホンイツを狙う執拗さが足りなかったなー。
かわし手を和了り逃すより、高打点を逃す方がもったいないと肝に命じたい。もっと打点意識を持っていこう。
牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018061005gm-0089-0000-0656aed0&tw=1
もう1局。
上卓戦
東1局
下家、海底で痛恨の親満放銃!
この局は、自分は配牌役牌ドラ暗刻でうっほーい♪って感じだったのだが、ヘッドレス一向聴地獄が続き終盤まで和了れず・・・
それはまあ仕方ない。
最後に24筒の嵌張が残ったけど、流石に単騎でいいよな?下家への安全度考えれば打東立直の方が安全かもしれないけども。。
下家はこの場面で白を止めて6筒で放銃となったが、聴牌を維持するのはいいとしてこれはどちらが安全だったのだろうか?
終盤の生牌字牌はかなり危険で1枚切れでもある程度危険なのは事実だが、データを見ても流石に無筋6より危険になるということはない。白が生牌でようやく比較する対象になるくらいで、今回は仕掛けている親には通るということを考えても、やはり白を切った方がよかっただろう。
海底では役なしのケイテンにも当たりうるので、数牌の当たりやすさが増していたりもしそう。
今回はこれ以外はあまりこれといった場面がないかなあ。
結果はというと下家が上家・対面の高打点に突っ込んでいってトんでしまい、消化不良な感じの3着に終わった。
牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018061006gm-0089-0000-3a719488&tw=2
うーん、もう1局いくか!日曜だし()
上卓戦
東2
今回は前回までの反省を生かし、ここからホンイツへダッシュした。
ただし数牌の形が好形揃いなので立直狙いもある。
萬子の両面が切りとばす前にメンツ化したら速度が全然違うので流石に門前立直狙いかな。
でものみ手にするのはもったいないので、南雀頭の立直のみは外してホンイツに渡りそう。
ドラ白なので、なんとか白を絡めた手作りをしたい。
東4
5−8筒4枚見えにつき、索子の両面変化も見込んでシャボに受けて和了ったけど、これでよかったか?
上級者はすぐ場況読みを入れてくる印象だけど、自分にはあんまりできないし、今回の是非もよく分からない。
ただ、マニュアル的には46牌シャボよりも嵌28の方が優秀なので、今回もまだ3枚残っている8筒に期待した方が優秀そうだな。本譜は多分、悪手。
南2
牌理の弱さがモロに出てしまった局面という感じがする。おそらく前巡の打4筒では、打6萬として三門張を固定しなきゃならなかった。
筒子は両面部分が二度受けで少し弱いので、厚く持っておきたい。
画像の場面では打7索としてなぜか索子を対子固定してしまっているが、これもちょっと・・・多分タンヤオに寄せた上にポン材も持ちたかったんだろうけど。
5566萬のダブルメンツがだいぶ重い形になってしまった。ここでもまだ受け入れ的には打5(6)萬、タンヤオや一盃口をつけて打点を狙うなら2萬切りといったところか。
この後も仕掛けられるところを仕掛けなかったりして聴牌できず、1人ノーテンで流局となってしまった。
南2局1本場
対面が天鳳おなじみの(?)槓ドラモロ乗り。だかそこに平和のみで曲げて突っ込んでいく僕。色々ツッコミどころ満載やな!?
まずダンラス目の対面の仕掛け。南2の親番が残っていないというこの状況で、役牌1鳴きだとドラ暗刻でもあるのかと疑ってしまいたくなるが、実際にはこの手、8割方3900にしかならなそうだ。結果的には起死回生の大明槓で跳満になったが、普通この安手で仕掛けちゃダメなのでは?と思う。
そして振ったらラス濃厚になってくるのにこの手で突っ込むのも非常にビミョい。ただし、対面は無理に鳴いてきていて待ちの良さではほぼ勝っているとは思っていた。実際にはそこまで無理な鳴きでもなかったが。
科学する麻雀に書いてあったと思うが、先制攻撃に対し、良形聴牌で打点が相手の1/3程度あれば勝負になるという。この基準に当てはめると、対面が跳満と仮定しても自分が4000点以上あればいいので槓で裏ドラが2種になることを考えると、額面はメンピンのみでもギリギリ勝負になるのでは?とこじつけてみる。
また、この垢(攻撃垢)は初段なのであまりラスを引いてもマイナスポイントが大きくないので相当着順上昇をみてよさそう。
結果はまたも流局だったが。
正直なところ対面の大明槓にアツくなってしまったところもある気がするので気をつけたいものだ。
南2局2本場
いや対面、それはさすがにリーチや。現張りやけど安目だったら泣きたくなるやろ??
まあ曲げないでくれてほんのちょっとだけ助かったけどw
振ったのは痛いが、仕方ない。これは曲げないと連帯率が下がるだろう。
2〜4着の競り合いの中、微差のラス目で迎えたオーラス。
上家の神差し込みで2著終了!
ぼくもこんな差し込みができる大人になりたい(未成人並みの感想)。
牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018061006gm-0089-0000-d0ef97a9&tw=2