自戦記21 ブラフ王
自分は麻雀覚えてから割と早い段階にアカギを読んで、「アカギ、渾身のブラフっ…!!」みたいなのを読んで育ったので、まだ基本的な技術も不完全なのにブラフにやけに注力してたことがあった。
麻雀本格的に打ち出して分かるのは、ブラフってレベルの高い相手にしか通用しないんだなということ。そりゃそうよな、ブラフって主に鳴きを使うわけだから鳴き手にきちんとオリたり対応してくる相手にしか効かない。鳴きにしかるべきタイミングでオリられる打ち手はそれだけでもかなり強いと思う。
自分もまだまだ鳴き手に対応できてないな〜とよく思わされる。
悲しいお知らせ(大したことない)。
牌譜が消えた。課金していないので基本的に、牌譜はデバイスに残る限度までしか保存できないのだ。昨日結構打ったら古い、記事にしていない牌譜が保存容量を超えたせいでいくつかなくなってしまった。
そもそもそんな昔のを記事にするほど遅れているのがどうなんだという感じ(^^;;
今回はパン卓戦になる。ぶっちゃけ今回は相手がヘボすぎて、自分も普段以上にヌルヌルな麻雀になっているのであまり見どころがないのだが、手組み関係で気になるところをピックアップしてみる。
東1
東ポンして7萬切ったところ。ここは何を切るか迷った。
聴牌速度最速を目指すなら5筒切りで、弱い嵌張ターツを落としつつ、1筒対子のフォロー牌を残して2ヘッドに受けるのがいいのだろう。雀頭2つにしておけば7萬が横に伸びて萬子三門張になったりしても強い。
ただ、今回はドラ6筒引きに対応できるように35筒は残して7萬を対子落としした。
うーんドラ引きあるとはいえ、かわし手なのでとにかく速度重視が良かったかな?対子落としするにしても1筒かな?なんとなく2筒の受け入れも消したくなかったんだよなー。
結局嵌張ドラ待ちで立直に対することに。
本譜は割と安全なところを切って和了れたから良かったけど、一応2000点聴牌だからしばらくまっすぐ押しても大丈夫かな?
ドラだと立直者以外からの出はほぼ期待できなくなるわけで、そこらへんをどう見積もるかが難しいと思った。和了率に差がつくようなら、ドラ待ちだからオリという判断もあるのかも…?
東2
下家が謎仕掛けをしている。
自手は門前聴牌すればうれしいので(槓が入っているので尚更)、両嵌固定した。これで2ヘッドになるので門前の受け入れは一番になる。
結局聴牌できず(ポンテンは基本的に取るつもりだったがポン材山に深すぎて出ず)、上下の2人聴牌で流局となった。
牌理が怪しく攻撃力の低いメンツなので、下家のような何がしたいのか分からん仕掛けでも成就(流局罰符収入も含めて)してしまうことが多かった💧
東3(1本場)
上家はほぼ123の三色に固定している。ただこの手は向聴戻しすれば平和ドラ2くらい狙えそうで、少しもったいないような気もする。
門前三色になればまあまあ高いが受け入れが狭くあまり現実的でない。
自分なら赤5索があるので12索の辺張は5萬ツモったあたりで落としていくかも。
しかしほぼ決め打ちでも、133筒の3筒は一枚いらないが先切りせずに持っておいたのは大事だなと思った。
先に3筒切ってから嵌2筒鳴いたら、三色かイッツーもしくはチャンタ系で、役牌がないことがバレてしまう。役牌あったらポン材をなくすような真似はしないだろう。
他家に自由にドラ役牌を切り出させてはいけない。
上家のツモ和了りとなった。
東3局2本場
ギリギリまでホンイツを狙っていった(つもり)。9萬残しの方がホンイツになる可能性は上がるが、ここで4筒を切ったりして3筒の受け入れまで消すのはさすがにできないと思った。
結局、ホンイツにはならなかったがテンパったので聴牌に取り和了った。
東4
親番。789三色が見えたが、7筒と9索が必要で崩れすい、両面が多く三色狙わなければ門前でもいけそう、中ポンしても和了りやすいと無理に三色を狙う必要がないと思ったので辺張外しとした。
ここで裏目の7筒ツモだが、下家がドラ色の筒子っぽい仕掛けをして色を余らせている。いくらポンコツっぽくてもこれ以上筒子を流すわけにはいかない。
下家はまだ1向聴だった。にしても普通は南北切っていくところではないかと思うけど…孤立字牌残しはかなり受け入れが狭くなっていそう。この手流石に四喜和にもならないだろう。
これ、ブラフとしては効果絶大そうなやつだなと思った。(ただしパン卓民には無効)
跳満聴牌入れられるがなんとか流局。
南3
自手、高目タンピン三色・安目平和のみと差が大きいのでリーチするか迷ったがリーチした。牽制力にも期待してのリーチだったが下家には全く通用しませんでした(╹◡╹)
メンピンのみでも結構嬉しい局面で、高目4筒はダマでもなかなか出ないだろうとは思うけどどうだったかな…
オーラス
トップ目下家と微差の2着目で、3着目は回線落ちと、なんとしてでも和了って逆転したい局面。下家が仕掛けてきて役はなんだ?と思っていた。
この時点で役は役牌しか残っていない。
生牌の南を掴んだら回さないといけないかな…
と思っていたらこれである
役なし確定の瞬間。
このときはこいつが相手でラッキー!!!( ◠‿◠ )と思ってしまったw
あとは和了るだけ。タンヤオのみ1500では直撃以外一発でまくれないのが残念要素だったが…
赤を引き入れ、無事ツモ和了り。逆転を果たした!
今回はトップ。
大した手も入らなかったのにラッキーでした。
今回の牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018051719gm-0009-0000-9f67fde1&tw=3
自戦記20 流れが来てやがる!
麻雀ブログ好きでよく読むんだけど、世の中の麻雀ブログは強い人のばっかりだなあ。こちとら天鳳3段・上卓風情なので悲しくなりますよ。
でもだからこそ、弱者が書くというところにこのブログにも存在意義があるのではないだろうか?
世の中の強い人同士が、お互いブログを見て切磋琢磨し合うようなこともあるだろう。
強い人のを強い人が見ても参考になるなら、弱い人のを弱い人が見ても参考になるはず(?)。
強い人ならこのブログを見て「ははwこいつザッコww」と思うのもよし、又は「弱者のクセに、なかなかやるじゃないか」と思っていただいても構わない(まあそんなのないかw)。
そんなことも考えつつモチベーションを上げていきたい所存。
東1
いきなりだけど疑問。
上家の手は結構整っていて平和にもなりそうだし、ドラ2ある。だからこそ、1、9筒といったくっつきが全然嬉しくない牌より、重なりが超絶嬉しいダブ東をまだ引っ張るのが優るのではないか?
平場でいうと、ドラ0〜ドラ1は打点的にさみしいので手役をつけたりリーチを狙いたい。
だがドラ2以上では鳴いてでも和了れると大きいので少し鳴きを重視する、つまり鳴きやすい手組にすることが大事かと思う。
特に、今回のドラはオタ風なので横に伸びないし、ポンしても役がつかない。だから尚更鳴ける手になるのは相当大きいと思う。
ポンして満貫以上となるし、スピードも文句なしになる。
ただ今回は東が鳴ければ親満確定となるし、西ポンすると雀頭不在になるうえドラポンが誰の目にも明らかとなって警戒を招くので西はできれば鳴かないほうがいいとおもわれる。
また、鳴き手は安くなるのが普通だが、その点連風牌(東場東家の東、南場南家の南)は特殊な存在だ。コーツにするだけで2飜となるので鳴いて打点を狙える!
自分の手もなかなか整っているが雀頭がなく、萬子の形が悪いので形のいい索子・筒子の伸びに期待して萬子ターツを一つ落とす。
嵌張と辺張の選択なので普通は両面変化を考慮して嵌張ターツを残すのだが、今回はほのかに123三色同順がみえるので1、2萬を残して9萬切り。
筒子索子が伸びればまさかの678三色も()。
もちろん6萬を引いて両面化すれば喜んで辺張を見切るので、9萬から切る。
ただこれが三色になるには1、2索辺りを先に引くことが必須で、かなり確率は低いので考慮する必要はなかったかもしれない。
上家ンゴ、ドラの対子落としに出てしまう!
ドラの見落とししてる人結構多いんだなぁ。自分も第一打切った後にドラ見ることが多いので気をつけたい。
(まさかドラだと分かってて落としたってことはないだろうな?)
そして自手、本当に123三色に!
これを読んでいるあなたも「まさかそんな三色なるわけないだろwwこいつ手役馬鹿かw」と思っていたことだろう。
まったく、自分の構想力に惚れ惚れするぜ。
こうなりゃドラ0でも勝負手なのでリーチ!
他家の仕掛けはちょっと怖かったけど、上卓程度では高打点確定以外の仕掛けは全舐めでいい(はずw)。
ドラ1以上ならダマ5200あるので打点も悪くなし、やっぱ仕掛け怖いしダマかな。
結局、上家にタンヤオのみをツモられてリー棒取られた。
上家先輩、リーチ一発目にドラ通して、見事な和了りっすwww
冷静に考えて、上家がリーチに喰いタンのみで押したのは大幅に期待値マイナスなのはほぼ確定的。メンピンドラ2の親満を和了るルートもあったことを考えると、どれほど損しているか、考えただけで胸が痛いレベル。
親に和了られてしまったが、もちろんリーチしたのを後悔はしていない。薄い確率をくぐり抜けてテンパった愛おしい自手を、わずか2600の出和了りにしてしまうほど哀しいことはないから。
…っていうのはセンチメンタルすぎるけれど、2600→5200以上になるのはリー棒3000点出してもいいくらい美味しい。
ただ、捨て牌見る限り序盤に嵌張残していればすでに和了っていたはずのなのは悔しいな〜
これはミス。
なんか手役大好きみたいな書き方をしてしまったけど、僕はドラも相当好きだ。要するに高打点好きということなのだろう。
ただ最近まで、形のいい手で早い段階から役牌仕掛けて1000点和了りみたいなのをよくやっていた。
今はスルーしてリーチ狙えるのは積極的にスルーして打点を叩きにいきたいと考えが変わった。
東1局1本場
上家は手牌が索子と字牌ばかりなので方針がわかりやすいが、自分の手は萬子寄りではあるもののはっきりしない屑手。とりあえず手なりで進めた。
その後萬子が結構寄ってきたのだが、上家の索子仕掛けが早い可能性があり、ここから索子&字牌をバンバン切り出すのは怖い。
ドラ色高打点には打ち込みたくないし自手もまとまらず、もう受けに回るしかない情勢。
上家のプチ迷彩(?)
ターツが決まったので8筒をわざと引っ張ったものか?
自分も結構こういうのやるが、パン卓上卓風情では誰も見てないというオチ。
上位の卓に行けば効果あるんだろうか?
でも今回のは守備面では少し不利だな。
上家テンパるも、下家の和了りとなった。3900か。少し高いし、危ない危ない。次は3萬が出て行くところだった。
親を蹴ってくれくらいの気持ちで、下家への警戒は薄かったなぁ。
また親を警戒しているといいつつ、自分が結局鳴かせているw
ノーテン気配だったので切ってしまったがこれを和了られてはたとえ放銃しなくても痛い。
周りの警戒度合いを見るに対面も下家も中とか掴んだら上家に打ち込んでると思うので、そうなると上家がダントツになってきてしまう。
特上や鳳凰卓ではラスペナルティが大きいので離れたラス目がいると助かる面もあるだろうが、上卓レベルではそうでもないので、1人に行かれてしまうのも少しきつい。
東2
萬子は好形3門張。とはいえ他の形がガタガタで、ここは速度を落としても打点or好形を狙いにいく嵌張落とし。言うまでもなくドラのダブ東重なりに最大の期待を置いている。
下家はチートイ本線ぽい。チートイかトイトイにでもいかないと和了りにくい手なら、早めに対子手決め打ちが吉だろう。
木原プロも七対子の成就率を上げるには決め打つ巡目を早くすることだって言ってた!
7萬先切りでの9萬待ちは絶好だし、ここは果敢にメンツを崩す打4筒or6筒がいいと思う。
ポン材出たらポンもありだと思うが、ドラ東を引いても使いやすいチートイに個人的には決め打ちたい。
この局は対面リーチに聴牌入れた上家が放銃。
色々言いたいことがあるが、まず対面、よく4筒5筒のシャボでリーチしたなあ!ということ。
ドラの東も見えてないし、巡目も深くなってきているので牽制効果よりリスクが勝るだろう。
和了ももちろん期待しにくすぎる。場を見るとかなり筒子が…えーと、高い。(色が高い安いの表現をど忘れした(^_^;)いつまでこの言い訳がきくか分からないが初級者なので…)
並びシャボはシャボ待ちの中ではいい方らしいけど(重ねて自分が使っている牌の隣牌も他家は使いにくい確率がちょっと高いので)、ど真ん中同士というのはやはりどうなんだという感じは否めない。
実際には和了牌4枚のうち3枚を下家がガメていて、上家がラス牌切ったので和了れたという有様。
打点が高い手ならばリターンが大きいのでリスクに見合うが、この手ツモれば三暗刻ついて満貫とはいえ出和了りは大体3200。少し微妙…。
では手変わりはどうか。直の手変わりで嬉しいのは3-6筒が入って両面待ちになる変化くらいで、打点上昇もない。
強いていえば萬子メンツを破壊してトイトイに行く強行策があるが、受け入れが狭く和了りにくいので相当ギャンブル。
手替わりの少なさと現状ラス目であること、夢の裏3やツモで満貫があることも総合して考えると、リーチもありかもという気はする。
ただ東2なのでまだそこまで焦らなくてもいいんではないかなあ〜
上家にかんしていえば、タンヤオのみ手でこの河のリーチに6筒、4筒と無筋強打は無謀だろう。確率は低いとはいえメンホンに打ち込んでも文句は言えない。
ここは、ほぼ通る57索のターツ落としがいいだろう。7索現物、5索中筋だ。
そうしていれば4,6筒を吸収して安全に聴牌が取れていた。
それでも聴牌に取れないケースも勿論あるが、ほぼ安牌2枚ある勘定で回し打ちした方が「マシ」だとと思う。
そして自分も、リーチに対して1枚切れ白、先切りのマタギ9索と、比較的危険度は低いが放銃することもありえる牌を切っている。
これはリーチの入る直前にドラ東を重ねたからで、既に役ありで仕掛けのきく高打点1向聴になったのが大きい。これくらいの牌は押せるんじゃないかと思う。
牌姿的には萬子のホンイツダブ東中ドラ3で倍満まで見えるけども、対局中は筒子だけは切れないなという感じだった。これは押し引きとしては大分雑ではあるが…
途中で7筒が現物になり、嵌張鳴いて良形待ちに出来る…!とwktkしていたが和了られてしまった。
よく見ると意外と対面に通っていない筋が多いが、萬子もそれなりに危険なので押して正解かは微妙なところだ。
東3
タンピン狙いで打8萬として雀頭固定。
嵌4萬引きのダイレクト聴牌を逃さず、筒子が伸びたら萬子嵌張は外していく構え。9萬引きでメンツが完成してもヘッドレスになる上、タンヤオが崩れるので嬉しくない。割と新たな雀頭は作りにくい形だ。
中ぶくれ形は雀頭固定と相性がいいってウザク先生が言ってた!
先に6-9索引きならどうするかな〜
9索引きはのみ手だからトリダマ、6索引きならタンヤオつくので巡目深くなければリーチいっちゃうかな。
そのあと狙い通り筒子が伸びたが、
対面が下家リーチに一発放銃。
のみ手だったはずが悲惨にも裏3の親満に…!
リーのみだが、6筒切り2-5・3筒待ちと待ちがよく親なのでこれは絶対リーチだな。
対面は6筒切りリーチに3筒で放銃と、普通はもろ引っ掛けといわれる引っ掛けに引っかかったわけだが、この牌姿でもモロヒって呼ぶのかな?
普通は246と両嵌が残り、6切りリーチしたようなときにモロヒとなる、と思っていたのだけれど。
まあでも抜き出せば246を取り出せるからモロヒでいいのか。
いずれにせよ、3筒切りは危険すぎで不用意だ。
東3局1本場
上家、愚形だらけの手牌だがドラ表の北対子落とし。
これはないとはいわないが、もう一つの雀頭候補の4萬は両面対子で、だいぶメンツ化しやすい。だから対子を落としてしまうとテンパイ速度が遅くなる可能性が高そうだ。
どんなに汚く食い散らかしてでも和了りたい和了りトップのような状況とは違って、今は安全度も確保しつつ高くできるなら高く和了りたいというところなので、無理にタンヤオ方面に向かう必要はないと思う。無理な喰いタンは危ないだけだ。
自分ならなるべく形を整えて、東重なりを出来るだけ待ちたい。
字牌対子は最後にシャンポン待ちが残っても和了りやすいが、こんな風な局面で安牌不足を防ぐとても心強い守備の味方でもある。
字牌対子を抱えていればほかに安牌を持つ必要がなく、かなり目一杯構えても困ることは少ない。
上家も北対子をホールドしていれば安牌に困ることはなかっただろうに…
このせいで悲惨な結果を招くことも多々ある。
下家は大きなトップ目の親だが、喰いタンテンパイにとってドラの東切り。ひえええ!
「親はドラ3か…」とか思ってた自分は何なのか。
このドラ切り、放銃したときがヒドイのでリスクとリターンが見合わないように思うが、どうなんだろう?
正直、字牌の放銃率は低いがその割に放銃点が高くなりやすいのでどれくらいの危険と見積もるべきなのか自分には分からない。
この回↓でも取り上げた本で調べてみるか。
えーっと、8巡目、親対1軒リーチ、生牌ドラ字牌…と
とはいってもこないだほど色々な本を比較考量する必要はなさそう。
「統計学のマージャン戦術」だけでだいぶ詳しい。↓
親が子のリーチにベタオリしたときの局収支が-1700。
親がのみ手副露聴牌での局収支は、リーチ者の安牌切りで-900、放銃率10%の牌切りで-1600。
生牌ドラ役牌の放銃率は(巡目・通った筋本数も考えて)5%余り、放銃点平均は9600点。
子立直の平均和了素点は6000点なのでそれと比べて放銃点は高くなりやすいが、放銃率が大したことがないのを考えると、押しがベタオリの局収支をだいぶ上回ることが分かる。
ゲンマもこの本も、親の両面聴牌ならのみ手だろうが何だろうが、子リーチにはほぼゼンツできるとのこと。
安牌もなくベタオリしきれるかも分からないし、いっそ押した方がいい好例だった。
というか、親っかぶりリスクがあるので安牌あっても押しが正解の場合も多そうだな。今回は少し点棒に余裕があるのでオリ寄りにはなりそうだが。
やはり自分はドラ役牌の危険さを過大評価していたかもしれない。数牌切っても赤とか持ってる相手なら満貫放銃になって何の不思議もなく、それなら振りにくい字牌の方がマシというところもあるんだな。
巡目的にも字牌放銃率は高くないので切ってよかったか。これが対親リーならダブ東は流石にそうそう切れなさそう。
結局、対面が普通の平和手をツモ和了った。
東4
東を鳴いていったけども、形が悪いのでスリムに構えにくく、道中ずっと安牌なしで不安な状態だった。
聴牌はしたがこんなお寒い形になってしまう。リーチ入ったら泣きそうだ😰
対面がツモったときは一安心してしまった。
加槓はやりすぎかな〜でも槓せずに切るのも両面聴牌だしどうなの?って感じ。他家に舐められるのもシャク。嶺上牌も引いてツモを増やしにいき、早く和了ってしまう方針でいいかな?
東4局1本場
ドラ待ち嵌張だが当然リーチ。他家を降ろしてツモりにいくのみ!
と思いきや、数巡後にはぜんつっぱのオンパレードに。何だこれ…ツッコミきれねえ。
和了れたのは大変ラッキーでありがたかった。
南1
運気の上昇を感じる。高速満貫テンパイ。
オカルト派ではないけども、やっぱり一回和了るとその後も好配牌だったり和了りやすくなったりってのは何故か多い気がしてしまう。これが流れってヤツか!(O_O)
普通、この巡目で三門張テンパイなら、ダマ満でも曲げていくところ。だが2・8萬がバシバシ切られていたため、ここまで簡単に和了れそうなら…ということでダマにしてみた。
無事直後に和了れました(^-^)v
山をみるとツモ筋にもたくさん和了り牌がいて裏も乗っている。跳ツモ逃したな。
こりゃ流石に曲げかなぁ。ただ山なんかみると思考に偏向がかかるからよくないんだよな、本当は。
ただ結果的にトップ目直撃できたのは結構大きかった。
次局南2の親番は、バシバシ好所を引き入れてパッツモ。いきなり大トップに。
こんなにツイてていいんだろうか?w
南2の1本場も更に下家から加点。
今度はノベタン三門張ですw
南2局2本場。こう独走状態になると、だいぶやりたい放題な気分になってしまう。
ここも、普通は対面の仕掛けに一番切りたくないようなところだが安定の舐め打ちw
自分はもう加点する必要をそんなに感じないし、振らなきゃいいだけだし上手いこと門前聴牌しない限りは誰かに和了られてもいいや、という心持ち。
結構手が整ったのだが一歩先に下家からリーチ。まあオリだ。てきとうに回し打ちしていたら下家に跳満ツモられた。
下家も三門張か…今日みんな待ちいいな。
対面のゴリ押しゼンツマンっぷりが凄かった(小学生並みの感想)。白は2枚切れだったのだが対面が地獄単騎待ちをもしかねない狂人に見えたので切れなかった。
この親っ被りは点数に胡座をかいた雑な打ち方に、ちょっと天からお仕置き食らってる感あった。
南3
前局で楽勝ムードは弱まった。配牌の北対子を見て、下家の親番全力流しを誓う。
が、対面の早いリーチに下家の親も鳴いて前に出て来、あっさり撤退。
押して下家に振っては元も子もないし、下家も副露して高打点の可能性が下がったので和了られたら仕方がない、対面に任せようとなった。
親は流したいが対面に差し込むほどの余裕も、流石にない。
⁉️
見逃し??何考えてんだ?
フリテン…でもないしな。
そこまでするのかよ。
ポンコツだったのでやっぱ任せちゃダメだったか…
対面4段だしラス引かないのがどれほど大事か分かってるはずなんだけど、なんでこんなリスキーなことしちゃうかな。
こっちとしてはツモってくれたので結果オーライ。
オーラス
嬉しい役牌ダブルバックセット。
安全に、素早く終わらせるッ!
がっ…!ダメ…!
親の対面から早いリーチ!
うわわわわ
何やってんだ…ドラやで…
これは多分指が滑ったんだと思う。申し開きもございやせん。
何とか通った…
実は、ここらへん自分が何を考えてたのかあまり覚えていない。ただ早く終わらせたかったのか普段の慎重な僕()からは想像もつかない押しまくりを披露してしまった。
結果は綺麗にダブロントップ終了でよかったけどね。
うーん、最後のはガバガバすぎる気が。筋とはいっても現物以外切りすぎだし、西ポンもやりすぎだろう。
振らなかったのはただの幸運でしかない。こんなことやってたら3回に1回くらいトップ逃しそう。
ベタオリしないまでも、もう少し安全なところを切っての粘りのピッチングを見せたかった。
親を放銃の危険に晒されてまで落としにいくことはなかったなあ。打ったら3着落ちあるし。ラスはほぼないとは思うが。
ここら辺の判断は難しい(>_<)
雑魚(ぼく)は黙ってベタオリが一番マシそう。根性なかったなあ。
というわけで今回はトップでした。
今回の牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018051300gm-0089-0000-900d78e3&tw=1
自戦記19 対子場
はてなでブログやってるので他の人のハテブロもよく読むんだけど、やっぱりネタに困ってる人は多いみたいだな。日常で感じたこととか書いてる人は特にネタを切らさないのが大変そう。専門に詳しいことがある人はまだマシそうではある。
麻雀ブログなら数打てば大体ネタは仕入れられるのでその点楽かな〜と思っている今日この頃。
自分のブログはいちいち細かいところを取り上げすぎなので長くなるのが問題になっている気がする。むしろネタが余りすぎて記事を書くのが間に合ってない感。
贅沢な悩みだな(?)
東1
対面が暗刻を崩して七対子1向聴に受けたところ。しかし、この手組には言いたいことが山ほどある。
全部は書かないので主だったところを書くと、まず基本的にチートイより面子手の方が早いので、このように平場でドラ2の打点十分なときは鳴きも考慮してチートイに決め打たない方がいい。最低喰いタンドラ2、鳴いてトイトイも狙える。トイトイ関連牌は3萬が1枚切れているだけだ。
チートイに決め打ちたくなるのは自分も分かる。僕もチートイ好きなので、チートイ1〜2向聴になると鳴いて無理やりトイトイにしたりするよりチートイでリーチ狙いにしたくなる。
だが、このどこからでも鳴けるタンヤオ手では面子手で進めた方が早く、和了率の面で圧倒的に優秀だ。
打点十分ならそれ以上の打点より和了率を重視が鉄則。高段者はここを絶対に落とさない。満貫くらいまでいくと打点上昇効率が悪いのが麻雀。例えば、ホンイツドラ2聴牌でシャボ待ちに受けるとトイトイがついて跳満になるようなときも、強者は和了率重視で両面に受けたりするシーンをよく見かける。
だいたい面子手に向かう手なので、画像までの場面でもドラ6筒を対子固定する打7筒より孤立牌の3索を切った方がいいだろう。ターツ十分なので3索を持つ意味はないし、ドラが出て行ったとしてもタンピン三色がついて高くなることもある。
またこれは些細なことかもしれないが、チートイに行くならば場に高い索子の中張牌は急いで切り飛ばして待ちどころの牌を残すのがいいと思う。
ただ自分は両面ターツ落としは警戒されるので、36索を落としても7索はしばらくホールドするかも。
結果論だが、このツモで本来なら対面は(ツモり)四暗刻テンパイだった!
こういうこともたまにはあるのだ。
結局…
これは頭おかしくなった暴牌にしか見えないなあ。巡目的に自分の和了りはほぼないしオリるしかないでしょう。チートイ1向聴からの押しは基本的に無理。
あとなんで7萬を持っていた?チートイには3枚以上使えないので、先に切っておけば多分押しても放銃はなかった。もったいない。
あと、自分の河がTHE対子場って感じになっている。数えたら9対子あった…何回チートイ和了り逃してんだ…😵
対子場を読める人(笑)じゃないと手順的に捉えようがないので反省しても仕方ないんだが、いつも自分の河をみては「チートイ和了り逃した〜」と思ってしまう。
東2
親番でスゴイ好配牌!なるべくメンゼンでリーチ発ドラ2を狙いたいところ。
が、この終盤に至るまで大した手順的な裏目も無かったがテンパれず…仕方なくポンテンを入れた場面。
あの好配牌で全然テンパれずツモ切り続きなのは本当にテンションが下がる。
でも周りもツモが噛み合わなかったらしくここまでテンパイ者なし。
上家は聴牌速度MAXに受けていれば聴牌していただろう。でもスリムに形を決めて安牌を持つのも安手の鳴き手では重要なので、善悪は難しい。
この後上家・下家が聴牌を入れ、海底で満貫(7700)を放銃してしまった!
これは痛かったけども、自分も聴牌なので引く理由はあまりないように思われる。他家も聴牌しているかどうか分からない。ドラも割と見えているので他家高打点の可能性は低めだ。
今回は上家に通っている筋はそんなに多くなく索子は大体通りそうだが萬子筒子は分からない。これ、通ってる残り筋が少なかったらオリるべき?聴牌料&連荘あるからかなり押しだと思うんだけどな。
東3
対面・下家共にチートイ1向聴。対子場か?と思いきや自分と上家はそうでもない。
対面は7、8筒切ってドラ6筒残しなのでチートイ決め打ちだと思われるが、それならここで6萬をリリースして発を残すべきだろう。待ちになったときの和了率に天地の差がありそうだ。守備的な意味合いもある。
この後、自分はタンピンドラの絶好テンパイ。音速で曲げってやつだ。
が、このあと下家のダマチートイにぶっ刺さり…
親ッパネでトビ終了となってしまった\(^o^)/
最後のも、どうしようもない不可抗力。
万が一僕がダマテンにしていたら、上家が8筒を出して3900を拾えそうだが、現状ラス目、この勝負手でそれはない。
考える余地があるのは下家で、この手もまたオリはないが、待ち取りをどうするかが難しいように思う。
自分リーチの後で安牌切りながら下家はテンパイしたが、そこであまり考えずおっかけ即リーも一つある。
本譜は下家がテンパイ維持したら勝手に自分が飛び込んだという形なのだが、一応4筒は僕の中筋待ちでダマ釣り出しに悪くはない。ただ上卓で中筋でオリる人は少ないんだよな〜
いい待ちに変わったらおっかけもあるかな。ちょっとここらへん難しい。
というわけでラスでした。なんかブログでラス書くのは久しぶりな感じがする。たまにはこういう不運の連続みたいのが来るのはしょうがないな。
てか今回対子場多かった。東1も東3もチートイやってる人いたし。七対子は役全体の中では結構出現率低いってデータがあるけど、どうしてもそうは思えないんだよなあ。
あと対子場はあるとかないとか議論があるけど、オカルト絡みじゃなく単純に皆同じ牌が2枚くる率が高い場という意味では確実に存在するでしょう。ただそれを予想したり戦術に活かすのは無理そうだ。
こういうのも誰かデータ解析してくれれば何かしら新たな発見があるかもしれない。
今回の牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018051300gm-0089-0000-d8907f21&tw=1
自戦記18 残酷すぎワロタww
ここ数記事は題名が自戦記+番号だけではなく、サブタイのようなものを入れてみている。
でもそれはただ思いついたから入れているだけなので、それがあるときは特に見どころがある、というわけでもない。
駄文長文多いブログながらも、自分としては無印の記事にも注目すべきポイントは色々散りばめられていると思っている。
今回は一級、R表示付き三段、R表示なし四段 対僕(三段R表示なし)という少し複雑な対局に。
思えば一級はもう上卓で打てるんだなあ。自分は条件をよく確認しておらず、段に上がるまで上卓で打ったことがなかった気がする。
上卓はパン卓と大差ないとよくいわれるし、パン卓には鳳凰民の気休め勢みたいなのも来るので下手したら逆転するのだが、やはり平均的にはめちゃくちゃに打つ人が少ない上卓の方が上達にはいいのだろう。打てる資格を得たらすぐ上卓に行った方がいいと思われる。
自分は、本垢以外ではパン卓でもよく打つが、パン卓ばかり打ってると上卓に行きたくなくなってしまったりするのでこれはよくないな〜と思っている。
東1
ドラ3で結構和了りたい局面。でも門前でも割といけそうな手になった。
ここでは上の三色などもみて役牌を切り出していく。1枚切れ自風と生牌の白どちらを切るか?
普段は自風は1枚切れでも、生牌のそれ以外の役牌より大事にしておくことが多い。ここなら白を切っている。
その理由は南は他家にとってオタ風なので、対子で持っていたりしない限り、ほぼ開局すぐに切り出されるだろうから、山には2枚残ってる可能性が高いと読めることが1つ(さらにネト麻ではポン・チーの鳴きラグがかかるため、1枚切られた時点で他家が対子にしていないことが高い精度で分かる)。白なら、例えば他家が1枚ずつ持っていたりということも考えられる。それなら南の方が重ねてポンしやすいのではないかと。
もう一つの理由は守備面だ。早いリーチがかかったときは、安牌がなく字牌を切ってとりあえず凌ぐことになることも多い。そのとき生牌の白と1枚切れの自風では安全度にだいぶ差があると考えている。もちろん白の方が危険で、放銃点数も高くなりやすい。
とはいえ、今回は南を先に切った。
理由は、簡単にいうと「みんなそうしている」んだわ。
よく高段者を観戦するが、今のような役牌重ねて和了りたい局面で1枚切れ字牌を残して生牌役牌を切る人は全然いない。
自分はさっき述べたような考え方なので少し不思議に思わないでもないのだが、やはり1枚切れより生牌の方が、特に序盤は重ねやすいというのが事実のようだ。
結局どっちがいいのかという話でいうと、自分独りの感覚より大勢の高段者の方が信に足るというのが現実だ。1枚切れ自風を切っていく方が無難だろう。
僕としては我流でいったことで裏目を引いた覚えもあまりないので、もう少しこのままのやり方を試していこうと思っている。
前巡は、5689索が2度受け辺張含みで苦しい形なので9索を切った。
画像は裏目とはいえ、4連形ができて実質手が進む7索をツモったところ。
赤5萬も四連形も残したいのでここはドラ9筒ヘッド固定の打8筒とした。
ただドラ4あるので最速テンパイを目指す赤5萬切りも有力か。
上家、鳴き手で先に677萬を両面固定しているのはどうかと思ったけど、最終形の強さという意味ではこれ以上ないくらいかもなあと思った。
自分なら中も鳴いて打点を上げるのを目指して縦受けをなるべく持つところ。
東1局1本場
下家、早くもテンパイだが役なしダマに構える。自分なら役なしダマはヌルいという意識が強いので、待ちは嵌6索と悪いとはいえ平場なら大体リーチしているだろう。
だが、よく考えるとこの牌姿、索子の形が受けの広い複合形なので、平和がつく変化が(河も考慮して)12345索の5種12枚、その他2枚待ちになるのが79索の2種6枚もある。
「も」と書いたけれど、これは手変わり待ちするに値するのだろうか?種類は多いが自分が索子を沢山使っているゆえに枚数は半分もないくらいなのが気になる。現麻を参考にしてみよう。
(※大分長くなるので、読みたくない方は次の牌画まで読み飛ばしてください。)
…と思ったんだけど、読んでみてもぶっちゃけよく分からん。
手変わり待ちの原則として打点が大幅に上がる受け入れがあれば優先、待ちが良くなる受け入れがたくさんあれば待ってよいというものがある。くっつき1シャンテンの項には
序盤なら1飜アップの手変わり6種、良形手変わり9種が基準
とある。これだけなら今回は条件満たさず、となるのだが…
単騎待ち以外のテンパイ取りダマの項には
カンチャンテンパイを維持しつつ手変わりをみるのはごく少数のケースだけで、メンツがスライドして打点が大きく上がるような変化が豊富にある場合や…(略)に限られます。
とある。今回はくっつきイーシャンよりトリダマが条件に合致しているので、どちらかといえばこっちの方が参考になるか。
今回はこの基準で手変わり待ちに値するか?それが、何種類や何飜などの基準がはっきり書いていないので分からないのである。(略した部分は今回は当てはまらなそうなので省いた)
「打点大幅アップ」は、文脈的にどうやら1飜上がればいいらしいので満たしているか。手変わりして平和がつく場合はテンパイ外しというケースも紹介されている。ただ「変化枚数が豊富」かは微妙なラインかな…索子の場況は悪くはないが、変化に必要な下の方の情報は河からはあまりない。
よく分からんので手持ちの他の麻雀本にも依ってみた。
1冊目
データ本。明確な数字が載っており覚えられれば強そう。読んでても面白い。
・先制聴牌、特に序盤の段階のものは愚形でも臆さず迷わず即リーチを推奨。
・聴牌外し(&一向聴戻し)をするとタンヤオがついて打点上昇が望める牌姿では聴牌外しが有力。ただしその他の手変わり判断はほぼ言及なし。平和がつく手変わり待ちは序盤で4連形含みなどに限定してあり。
うーん、あんま参考にならん。ただ平和への手変わりは弱いとしてるのね。
2冊目
前にこのブログでも紹介した。
・手変わりを待つな!(という見出しがある)
・悪形でも手変わり待ちは、よほど手変わりの種類が多く、よほど早い手じゃないと損
・4巡目なら
得点を2倍にするために6〜7巡遅らせることができ、良形への変化のために4巡遅らせて良い。
・先制テンパイでのリーチを遅らせると和了り率の低下、放銃率の増加。手変わりする前に誰かが和了ってしまうこともある。
結局いいのか悪いのか…得点2倍になるとまではいえないのではないか。
それならば大体聴牌取りを5巡遅らせていいとすると、7種の良形変化する牌を引くのに必要な平均巡目とどっこいどっこいになる。要は手変わり待っても待たなくても互角に近い…?
3冊目
井出プロとコバゴーの共著。
やや初心者向けだが、逆に絶対役に立つ基本が詰まっている。自分は時々見直してはちょこちょこ身についていないところを確認している。
・好形変化が2種類くらいならリーチ
・3〜4種類は状況による
・5種類以上はリーチを控える
簡潔・明瞭。5種あるのでダマで手変わり待ちが正解ということになる。ただ、あまり根拠が示されていないのが少し気になる不安要素。
自分の手持ちの本で調べられたのはこれくらいだ。結局はっきり基準が示されているのは少ない。手変わり判断は細かい牌姿や場況の違いなどでかなり変わってくるので、統一的な基準は見出しにくいのかも。
まあ総合的には手変わり待ってもいいのかな、という感じ。索子引きさえすればほとんど良形化するしな。
天鳳的にも即親の追っかけを食らうなどの放銃リスクはあまり取りたくないので手変わり待ちは悪くない選択なのだろう(逆に天鳳だからこそリーチして他家を押さえつける効果も高そうではある…難しいところ)。
下家、対面の先制リーチを受けた直後に5索引きで両面手変わりして平和がついた。が、これもダマ継続。彼に何があったのだろう…🤔
下家はその後、4索を対面の現物でドラの1索と振り替えた(代わりに一盃口がついた)。そして安めの9索ツモ和了り。
打ちまわしはいかにも上級者を思わせ、4段らしさを発揮していたようだが…これは「上手ぶり」の類ではないか。リーチしていれば5200の手を2700で終わらせてしまったのだから。
待ちの6-9索は対面には通りやすいとはいえ、現物でもない以上そうやすやすとは出てこない。
このダマテンは、明確にもったいない悪手だと自分は思う。初めの嵌6索聴牌はトリダマにしても、平和手変わりしたら鉄リーチだろう。
東2
親番、ホンイツや対子手が見える配牌。普通に南から切ったが、9筒でよかったかな。
オタ風を後から切る人は、手が整っていて平和狙いか、染め・対子手など特殊手かと予想がつくので、そのように見透かされることを恐れて「普通の」切り出しを意識するところが最近自分にはあるな。ちょっと考えすぎだろう。
他に5筒切りもあるが、これも警戒されることもさることながら、やっぱり赤5があるので簡単には手放したくないと感じる。少し赤を意識しすぎか?
中途半端なまま手が進んで…
対面の仕掛けが入ったこともあり2筒を仕掛けた。現状中のみだが6萬か8萬を持って来ればトイトイがつくことも考えていた。が、案の定そのまま和了ることに。この手を1500点で終わらせたのはもったいなかったかも。
だが、よく画像を見ると下家が既にタンヤオ(三暗刻)ドラ3という、満貫〜跳満のダマテンを張っていた!危ない!
こうしてみるとかわし手を入れたのが正解に見えてくる。結局何が正解なのだろう?
ロンしたところで和了らず、9萬をポンして単騎コロコロするという力技トイトイもあった。
まあ対子手は聴牌が大体遅いので1500でも和了れればよしとするべきなのかな。
東2局1本場
が、下家からべらぼうに早いリーチが入り、宣言牌が東だったので鳴いていった。これはスルーの方がいいだろうな〜
9萬対子がほぼ通りそうとはいえここから押し返すのはきつく、安牌を抱えておいた方がよい。
実戦では一発消しも念頭にあったのだと思う。
結局すぐに上家が1筒で放銃した。
東3
またも早いリーチが、今度は対面から入る。
しかし、対面の手はタンヤオ三暗刻ドラ2のダマ満という高打点!しかも1手変わり四暗刻もある!
これは絶対ダマの方がいいと思います。
ちなみにツモり四暗刻になったら自分はリーチする派。他家を降ろしてツモを増やし、きっちり四暗刻に仕上げたい。筋が無関係な手なので、逆に筋引っ掛けにもなりやすく他家がオリにくいというのも考慮のうち。ただそれでも和了り牌出たらロンするかな〜。和了り牌が少ないので見逃しはきつい。
この立直に対してトップ目親の下家、安牌がなく肚をくくったのか、まっすぐタンヤオドラ2の和了を目指して押し返していくと…
正に一撃必殺…!
立直に対して回しながらも、上家は四暗刻単騎を聴牌していたのだ…!
初めて同じ卓でスッタンなんて見た😱
場が場ならダブル役満だ…!
この一撃で下家は綺麗にトんで終局…!
僕はまさにぶら下がり2着となった( ̄▽ ̄)
結果論だけど下家がさっきダマで和了らずにリーチして和了っていればギリ飛ばずに耐えてたなwそれでも絶望的だけどw
これはほぼ運のみに左右される展開…下家ご愁傷様。
今回の牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018051300gm-0089-0000-f2b99958&tw=1
自戦記17 勝負を分けたテンパイ取らず
僕は開局の座り場所は、北家が一番有利だと思っている。以前メインフィールドだった天極牌(ハンゲーム)では成績一覧に席順ごとの成績も載っており、一番いいのは北家だった。
それに、データ麻雀系の本でも北家スタートが一番成績が良い傾向にあると読んだ覚えがある。
こんな傾向は何が理由で出てくるのだろう?そのうち考えてみたいなぁ。
今回は全員三段の三段対決(そのまんま)。
三段坂は天鳳における最初の関門なのではないかと感じる。ラスしかptを失わない天鳳ではあるが、段ごとにラスのptが決まっており、1・2位の獲得ptは卓によって決まる。三段は基本的に上卓における最高段位で、初・二段より多いラスptに苦しむ。
四段と比べても少しだけラスptが低いだけで、特上ほど一度に稼げるptは多くない卓で戦わなくてはならない。
もちろん特上の方が段違いに勝つのが難しくなるのではあるが…
僕も恥ずかしながらずっと三段で停滞(昇段pt1200のうち200〜600ptくらいを浮沈)しているのだ。すでに新人〜二段期間を三段在位期間が上回っているだろうなあ。三段坂に苦しみだしてから別垢をやたらと作るようになったのも昇段を遅らせる要因となってしまっている。
どうでもいいが僕は三段坂という言葉を三段へ上るため二段で戦っている期間と勘違いしていたことがあった。諸氏はこのような勘違いなきよう。三段坂はそのまま三段の期間という意味だ。
東1
下家が十中八九筒子染めといった河(国士もあるけど、ドラが役牌なのでチャンタも含めメンツ手の可能性が高まる)。
自手がそれほど悪くないので絞らずにいく方針(ドラ中だけは絞るけど、純粋な絞りというより自分が重ねて使うことも目指す)。
それはいいとして、画像の打9筒は悪手。
ペン7筒の受け入れを消しても7筒引きが完全な裏目ではないし、索子のくっつきに期待しようという手。だが三色などの手役はもう見切っているので、ここは素直に受け入れがいい打牌をするべき。
瞬間的には3ヘッドだが萬子は面子化する可能性が高く、打9筒としたせいで、7筒が入ると嵌張一盃口の形になって筒子ヘッドがなくなってしまう。
画像では普通に打7索か。
赤なしなら、7索と4索の受け入れは同じなので端に近く和了りやすい待ちになりやすい7索を残すが、赤5を考慮した打牌をしたい。
でも赤ありでも、赤は1枚しかないので殆ど考慮しなくていいのかもしれない。この優劣は分からないな〜(上級者ほど4索切って7索残しを推奨しているような印象はある)。
一応、鳴きに対して先に有効牌を切ってしまうことで鳴かれずに済むということもある。今回も、9筒は下家の現状唯一の雀頭候補なので鳴かれなかったが、後で切ったら鳴かれた公算が高い。
とはいえ、早く鳴かせて手を進められてしまう場合も多いわけで、そのまま高い手を聴牌されては、このような平場では明らかなマイナスとなる(状況によっては下家に鳴かせるのは有効)。
今回の自分の手はそこまで早くもなく、高くもないということでもしも下家が本手だったらなかなか対抗できない。
本譜は鳴かれるか分からない以上、リスキーな選択だった。
場面によっては先に切っていくのも有効だと思っているのだがどうなのだろう?今のところよく分からないし、こういった風な言及をしている人も見たことがないな。
萬子で3メンツが見込めた、ここは悩みどころだった。だけど天鳳では一打の制限時間があるのでそれほど考えられない。
筒子で1メンツと頭を作るつもりで打4筒とした。嵌7筒の一盃口も残る。
こう書くと自信ありげだが、実際よく分からなかった。でも裏目っぽい5筒引きでもテンパイするので裏目にはならないのはポイント。
調べてみたら一応打4筒は受け入れ一番だった。
だが、そもそも前の画像の場面で打9筒とせず、まっすぐいっていればここで平和テンパイしている!このテンパイ逃しは結構痛い。反省。
また、先にドラの中をしれっとツモ切りしているが、これもどうなんだろう?巡目的にも5割くらいの確率でポンorロンされてしまいそう。
平和ドラ1の一向聴なのでとても迷う。これより良い手なら切っていいだろうし、これより悪ければ切らない方がよさげ。
対面からリーチがかかってしまったところでやっとテンパイ。2副露の下家も少し怖かったけど、ドラが鳴かれなかったので攻められると判断して曲げた。
すぐに上家も追いついてリーチに出た。三家立直は対面が上家に放銃という結果に。
下家は追いつけずオリていたが、自分もこれだけ筒子を切り出し鳴かせてしまったので高打点(ホンイツ中ドラ3の跳満とか)テンパイを入れられる可能性も結構あった。ちょっと無警戒すぎたかな、と思う。
東2
萬子と字牌が多い手牌だが、形がよくドラが1筒なので平和(や一通)狙いで。
が、早い親リーを受けてしまいすぐに手詰まる。何を切るか?
僕はシステマチックに端牌で2枚落とせる九萬を切ったがこれが刺さる。
改めて見ると、6-9萬の筋は自分が4枚持ちだ。
暗刻筋は昔から危険だと言われてきたらしいが、端牌の暗刻などについては殆ど危険度は変わらないという(ただし中張牌暗刻は大体1.5倍程度危険になるらしい)。
これまでの牌譜検証でも、暗刻の周りの牌は誰も使っておらず特に暗刻筋が危険でもない、ということが割と多くあり、それほど危険ではないという感じがした。
ただ、やっぱベタオリ時に安易に切るべきではないかもしれない。
たくさん持っている筋に関する研究がもっと進んでほしいところだ。
ただ、仮に多少たくさん持ってる筋が危険だとしても、安牌が切れてなるべく長く凌ぐ必要がある局面では筋牌を切って安牌を「水増し」していく戦術もある。
これもどれくらい有効なもんなんだかよく分からないので麻雀研究家に頑張ってほしい(丸投げ)。
画像の場面では、同じ2枚持ちでも、1萬3枚切れで「片ワンチャンス」の2萬の方が安全だったかもしれない。
(片ワンチャンスなんてあまり頼りにならないのだがw)
さらにさらに、本当はベタオリ時点で相当苦しいので、この手牌でも最初から字牌を抱えるなどより安全な道を進むべきだったのでは?という疑問もある。
でもこれくらいならまっすぐ行きたいけど…ダメかね?
東3
四風連打もあるぞ…どうする?
自分の手も悪くはないが、四風連打自体三風までいったとしてもなかなか起こらないので、普通に不要な西を打った。
下家は西を持っておらず不成立。持ってたら四風連打になってたかもな〜
この局は
ぎょええええ!?
って結果に。こりゃトップ取りは終わったな。
って言っても、何があるか分からんのがパン卓・上卓。油断しちゃいけませんよ、ふふふ…
上家の立直はまあ妥当なところ。自分ならもしかしたら黙ってしまうかも…発で出和了り5200だし…ドラなんて出ないだろうし…とかいって。
弱気っ…!そんなんじゃ勝てねぇ…!
天鳳じゃなきゃ立直するけどよ。
(なお役牌ドラと中張牌シャボ聴牌でダマるという前科持ち。しかも役牌じゃない方ツモっちまって、動揺してツモ切って和了り逃すという鉄板雑魚っぷりを露呈した…あの時は死にたくなった…(;ω;))
東4
親の上家が仕掛けており1役は見えているとはいえドラの東の扱いには慎重にならざるをえない局面。とりあえず好形を固定してみた。
巡目進んで…
親はテンパイだが東も持っておらず愚形の2900。
そこに対面からリーチが入った。
親はここで回って現物1筒切り。
持ってきた2筒は丁度当たり牌で上手いようだが、この選択は正しくないと思う。
1筒切りはほぼベタオリの手順であり、しかも安牌はそれ以外ない。オリてもオリきれない可能性が高い。それならば愚形とはいえ親でテンパイだし、めくりあった方がマシだろう。
そもそもテンパイしたのにリーチにすぐオリるようでは、こんな仕掛けをする意味がない。もっと打点が高かったり、早かったりするときにやっと仕掛けるべきだろう。
結局、親はすぐに手詰まって2筒で放銃。
かわし手としての鳴き手の分かりやすい失敗例なので、参考になると思う。
安手で鳴く時は常にこうなる可能性を念頭におく必要がある。
今回なら、上家はトップ目の親なので東を重ねない場合はオリ、という感じで打ってもよかったのかもしれない。
南1
自分ラス目の親番。ここはなんとか高めの手を和了っておきたいところ。
ドラ中で、1、3索の嵌張ターツより中を優先している。愚形のリーチドラ1止まりにはしたくない。
さらに画像では4対子となったので、ここで対子手を見て両面崩し。
が、次巡メンツが完成し中膨れ形となる2萬をツモり、何を思ったか中切り。
もう中は山にいないのではという諦念と横に伸びやすいメンツ候補ができたというのが理由ではあるが、ここら辺は完全にどうしたらいいのか方針を見失っていた。混迷の時…!
さらにさらに、なんとここで3筒ポンで聴牌を入れる。しかし役なし!!!
もちろんリーチが入ればオリるが、門前テンパイが厳しいとみてほぼケイテン狙い。
「ほぼ」だ。
稀にはこんなこともある。タンヤオと河底ついて5800だ。超絶ラッキー。
対面としてもチートイテンパイ維持しつつ打てるし、今通ったばかりの2、8索の中筋なのでかなり安全なはずのところ。仕方がないと言える。
あの仕掛けはどうだったのだろうか?こんな綱渡りを渡るような和了りではなくもう少し勝率の高い手順もありそうな気がするが、今の自分としては全力を尽くした結果だ。
南1局1本場
ここで向聴戻しの9索対子落としとした。純粋なヘッド(?)はなくなるが萬子筒子共に複合形で頭はなんとでもなりそう。ここはターツオーバーで何を切っても裏目があるので、タンヤオをみた。
何より、この好配牌でトップまで見えるのでここは大振りに!456三色もある。
が、索子の形がイマイチな「西ヨーロッパ形」なのでチーして喰いタンへ。ドラ2の5800でも十分嬉しいし、三色ついての11600も残る。
萬子の食い伸ばしから発進したが、不要で特に安全でもない9萬を残さないで素直に2索を残すべきだった。
この後5800テンパイにこぎつけるも、下家に安手で蹴られた。
南2
ふつうに進めても遅く安手愚形にしかならなそうだったので東を対子落とししてタンヤオ方面へ。萬子や索子の変化にも期待した。
萬子の三面張ができ、形がほぼ決まったが、ここでフォロー牌の7萬を残して安牌東切り。これはどうなんだろう?
この場面でも上家のダマテンとかが入っていてもおかしくはないがそれを警戒しても仕方なさそう。放銃しても安手なら局消化できてそれほど悪くもない。…のかな?
この後のリーチに対しての守備力は東残しておくのとは段違いだよなあ。まあこちとら上卓民だし!ラスっても-180ptとかんなんないし!
受け入れとしては2ヘッドになって7萬と3索の縦引き分得する。が、それだけ。ポンテン取れるようにはなるがそこまでして安くテンパイしたい局面ではない。
流局間際の上家リーチ。すでに自分はチーテンを入れている(フリテンだが)。
これに何気なく現物のドラをツモ切ると…
( ゚д゚)
何が起こったか理解してぐにゃった頃には、次の局が始まっていたように思うw
ここは同じ現物でも、当然8萬を切るべき局面。
下家のメンホンテンパイを読み切るのは無理だと思う(キッパリ)
が、ドラが危険なのは自明の理だ。
それでもテンパイを維持できるのだからごくあたりまえの一手。フリテン解消にもなるので一応出和了り可能になる(巡目ないけどw)。
今回はたまたま5萬が当たりで8萬なら通ってたけど、8萬が当たりでも全くおかしくなかった。でもそれで放銃するのは仕方ないと思う。そこまで回避はしてられない。
南2局1本場
はい、このリーチを受けた僕の気持ちを答えよ(賞金100ペリカ)。
正解: もうやんなっちゃうよ。
そしてこれである。。。
上家がやや前に出ているが、その気持ちもわかる。点数は一万切った対面と僕、四万点台の上家・下家と大きく分かれているので、それぞれ競っている相手との戦いが本当に重要。
上家は放銃リスクを負ってでも競っている親を落としに行こうとしていた。
でも、本当にトップ取りたいならダブリーの親をどうせ愚形でしょ、と舐めてベタオリし大人しく流局を待つ方が勝りそうな気も。まあでも4000オールツモられたら僕が飛ぶしなあ。。トップ取りしか意味ないなら押した方がマシなのかな。
南2局2本場〜ワイ、涙のトビ寸〜
さっきも似たような牌姿があったような…
他家に和了られるとすぐ飛ぶため、とにかく和了りたい。一方で安手で和了ったところで死期が遅まるだけという感。絶体絶命だ。
とりあえずホンイツは狙わずまっすぐ。
こうなると純チャン、789三色や萬子でイッツー、赤5萬引き平和などが見える。満貫くらいにできればしたいところ。
全てを残して1索を対子固定した。どうなんだろう。今見ても善悪は分からん。
9萬切りの方が広いし優秀だったかな?
一刻も早く聴牌してリーチして他家を牽制したい…心ははやり、焦っていた。
画像の場面ではテンパイに取れるが、シャボ待ちのリーチドラ1では和了れても苦しい。まだ巡目が許すはず!と勇気を出してテンパイトラズ。浮かせ打ちだ。
その後、理想形からは大分外れたが平和テンパイ。よし、勝負のリーチ!やっぱり天鳳はラス回避が一番燃える!()
対面も仕掛けている。どうなるか…
画像の場面ではすでに9筒が3枚切れで純チャンも三色も厳しい。8筒引きでテンパイならどっちでリーチするか迷っただろうな〜
1萬切りリーチならドラ使えるが、9筒で和了ったとき純チャンがつかず3飜無駄にする。
ドラの4萬切りリーチなら高め純チャンだが残り一枚で厳しい。リーチ平和のみになりやすい。
さて、勝負リーチの行方は…
麻雀の神は我に味方せり!
着順を争う対面から見事直撃!
そして裏1で対面トバして終局!
感謝します、神よ(急に信心深くなるやつ)(麻雀神には日頃から信心深いけどw)
3着終了。とはいえ、この苦しすぎる展開の末なので、完全に勝利といえる。ptも少しも減らない。
ラス目リーチだというのに、周りはガンガン押してきて恐ろしかったけど、対面は一回テンパイ入れてからのオリ打ち。
先に河に7筒が切ってあることが勝負を分けたな。いつも先切りのマタギが通ると思うなよ…!
ただのドヤ記事みたいになってしまったが、ラス目はこんな風に必死にあがくものなのだ、ということを伝えたかったのだ。窮鼠は猫を噛む。ラス目は他家全員を噛みにいく…!
対面の人もこのエントリーを読んで、反省しよう!君は初めからオリるべきだった!ベタベタに…!
ラス目の粘り方はこうするんですね、自分もこういう聴牌トラズとかはあまり器用に出来ないのでやっと少し掴めたかな、という感じがする。
今回はとても打点が欲しい局面だったが、平場でもこういうのは使えそうなので積極的に使っていきたい。
今回の牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018051102gm-0089-0000-fd36cbb7&tw=0
自戦記16 トイトイダッシュの威力
またちょっと間があいてしまった…
天鳳はなんとか1日1局は打つようにしている。
慣れと経験がモノをいう要素を持つ全ての物事において毎日やるのは大事だと思っているので、最近、麻雀もそうなのでは?と思ったり。
あと、天鳳の観戦も割とよくしてる。麻雀を打つ気にならない時や今打ってもコンディションが悪いしいい成績出ないだろな〜という時(だいたいは眠い時)は十・九段の強者や自分が参考にしたい人を観戦する。今は「お知らせ」さんという人が6月、月間で鳳南1000局達成を目指して鬼打ちしていてアツい!
初めは強者の打ち筋を盗みたいというような発想で上達するため観ていたが、楽しむために見ることも多くなった。
観る将というのがいるらしいし「観る雀」がいてもいいのでは?と思う。
でも上達にはやっぱり打たなきゃならぬということは、観る将で強くなった人を聞いたことないということからも感じるので…なんというか、頑張りたい。
このブログもわずかながら見に来てくれる人が最初と比べれば増えているようなので素直に嬉しい。
今回からは久しぶりに本垢で上卓戦だ。
最近上卓よりパン卓の方が多く打ってるくらいかも…
対面は中が枯れてて対子が多いため、中対子落としに出た。うーん、どうなんだろう。面子手ならそうするのがマシそうだけど、一応4対子でチートイ2向聴。分かんないな〜。まあでも遠くにタンピンや喰いタンも見えるしチートイよりはこの方がいいのかな。形もなかなかいい。分からん。
上家の3萬切りはミス。これくらいなら自分でも自信を持って解説できる()。
3ヘッド(雀頭)の形なので1つ対子をほぐすのがよい。
今回なら344萬を34と両面固定すればドラ受けもあるし、ロスは4萬がドラ表なので4萬1枚くらいしかない、優秀な形に。
ドラ表は守備の観点からも先に切っておくのは有利。まあ本譜の4萬対子固定なら出ていかないけどよ()。
上家、リーチだが4萬と6索のシャボという最悪に出にくい待ち。こんな最終形になったら自分なら泣きたくなるよ〜
普通ならダマでも出和了り可能だし手替わり待ちしたいところだが3萬を切ってしまっているので優秀な両面変化は6索にくっつく5、7索しかなく通常と比べて半減してる。
その前の一向聴でちゃんと対子をほぐしておくのが大事やなぁ。
案の定、上家和了れず下家のダマが炸裂。現張りで自分も掴めば絶対出していたな。上手い。
上手い…けど正解かは分からない。リーチすれば3900→7700以上と一番美味しい打点上昇だし。
非常に微妙だが、強い牌を切ってもあまり警戒しない(できない)がリーチすればオリさせてしまう上卓ではダマは向いているかも。
鳳凰卓とかならダマでも強いところを切れば警戒されるし(まあこれは流石に止まらないのではと思うが)、パン卓ならリーチしてもオリず止まらないヤツがたくさんいる。
自分はケイテンを取りに行っているので危険度の低そうなところは非現物でも切っていく構え。
非現物の2筒を実際切っている。
2筒は通常、5筒切り立直にはかなり危険だがこの場合は立直者たる上家が1巡目に1筒を切っており、1筒は場に4枚切れなので135から5を切ったモロヒがまず否定される。
残るはシャボ・単騎だが2筒は場に一枚切れ。2筒が当たるとしたら、残り2枚の2筒を上家が持っていなくてはならない。
1巡目1筒切りからその可能性自体低いと読めたのでほぼ2筒は安牌だと考えられた。
下家リーチきたらベタオリするしかないだろうなぁ。
東2
このポンは…自分はしないけどなくはないのかなぁ。後々付けしなきゃいけないような悪い手にも、局面にも見えない。
これを鳴いちゃったら役牌重ねるか索子で染めなけりゃいけないし。ドラ色でもなし。
タンヤオ(平和)2向聴だったが1-4-7索の3度受けが、上家が索子染めっぽいこともあって厳しそうだったのでポンして喰いタンへ。
上家もいちおう混一色1向聴になっている。
この局は無事1000点を和了れた。他家はみんな高打点1向聴くらいだったので、この和了りはとても大きかったと思う。
東3
対面、ここは白のみ一直線ではなく筒子ホンイツの目を残す方がいいように思う。形が悪いのでまっすぐいってもそれほど早くはないだろうし。3索切り。ダブ東重なりだけでもすごく美味しい。
僕の参考にしている人(木原プロやzeRoさん)は皆「親番のメリットは打点にあり」と言う。安手で連荘狙っても親っかぶりの危険と親で稼げなかったマイナスだけが残ることになりかねない。
だからこうなるんですよ。
この局面だけ見れば親で両面聴牌、立直者の安牌は1枚しか持ってない、ということで押しが正解だけども、こんな風に本手と張り合わなきゃいけない時点であまり上手くいっていないのだろう。
あまり早くも安全でもない手なら、遅くなっても安全に高打点を狙う。ダメならオリる。
その方がいいと自分も肝に銘じたい。
関係ないけど、欲をいえば678三色になってほしかったな〜w(´∀`*)
東ラス
下家、5筒切りの2筒単騎待ちで立直。筋とはいえ、モロヒは警戒されやすい(はず)なので、僕ならこうはしたくない。9筒切り嵌3筒待ちかダマで手替わり待ち。はたまた赤5狙いの中膨れ5筒単騎も!?(ない)
上家も、やっていることが中途半端だと思う。切り出し的にはホンイツ模様なのだが、関係ない赤5索を手の内にとどめたまま関係牌の9筒を切ってしまっている。これでは守備的にも不安だし、ホンイツになるにしても振り聴の不安が出てくる。
打点のためにホンイツとドラ重なりを両天秤にかけて待ちたいことは自分もよくあるのだけれど、赤の場合は周りにくっついても1飜しかアップしないので意味が薄い。
本ドラ(ふつうのドラ)なら重なりを待つのも(守備的には不安であるが)場合によっては有効で良いと思う。アンコにでもなれば満貫確定となるのが大きい。
これに関しては多分色々な意見があるところで、このドラ残しもよくないというのも説得力はある。
上家、オリるのも難しく聴牌なので押しはいいのだが、この加槓はやりすぎだろう。
2軒立直相手で場に高い筒子の嵌張待ちとなれば和了率より放銃率の方が高くなってそうだし、立直者のドラが4枚になっては不利すぎる。
ええ…
無筋切って聴牌崩しはダメ。
結局、上家が対面に裏1の3900放銃。
南入。
下家、ホンイツに向かうのはいいのだが微差ながら、ここは空切りせずにツモ切りの方が目立たないのでいいのではないか。まあ微差だけどね。
上家からリーチ。自分はあまり安牌を抱えないのでこういう時安牌がないのは仕方ないと思っている。
手牌で一番放銃率が低いのは2枚切れる2萬だと思う。河からは一番筒子待ちの可能性が高く見える。
が、ここでは5索を切って下家に鳴かせにいった。下家にもオリずに参戦してもらった方が、上家にただ3人がベタオリするより自分の被ツモ、放銃の可能性が下がると考えた。
しかし、これはやりすぎだったと思う。ご覧の通り下家は既にテンパイ。5索は上家にも決して安全とは言いきれない。
なんとか萬子で凌ぐしかなかった。
また、上家の立場なら自分は絶対ダマる。残り僅か2枚のドラ表・嵌8筒待ちで一盃口の役あり、ダマでも5200と条件が揃っている。
上家に筒子はかなり高いが、この巡目では誰も止められないだろう。
結果的には直後に対面が下家に7700放銃。索子、特に上の方は通りやすい上家の立直は下家をアシストするだけに終わった。
南2
上と下が離れた点数状況。微差のトップ目の親番は全力で蹴りにいく。
打点を望んではいなかったのだが、こうなればトイトイを目指す。
FOOOOOO!
積極的な加槓がズバリ功を奏し、嬉しい跳満の和了りとなった。
配牌では打点は見えなかったが、こんな手に仕上がることもあるということは、逆にいえばあの配牌で打点の匂いを感じ取れるようになった方がいいのかもしれない。
いわゆるトイトイダッシュだ。
七対子好きだからあまり賛成できなかったんだけど、この破壊力を体感してしまうと有効な時もあることを認めざるをえまい!上手いこと使っていこう。
今度から親番流しとか特殊状況じゃなくてもあの1筒はポンだな。
トイトイダッシュは「ゼロ秒思考の麻雀」通称ゼロ本↓
で有名になった戦術。実は立ち読みしただけで買ってはいないが、やっぱり何度も手元に置いて読まないと身につかないかな〜と思ったりするのでやっぱり買おうかと最近迷っている。実際、この本は目新しさという意味では結構すごいと思う。
南3
自手はイッツーか下の三色がとおーーーくに見えるくらい。
下家は、なんとここで白を2連続スルー。これは鳴かないと厳しいと思うのだが、下が遠いから打点しか狙わないという意志の表れか?
たしかにこの手は鳴いてもトイトイにもホンイツにもなりにくいし、白のみ+ドラくらいしか望めない。
でもいくら下が遠いとはいえ、2人とも親番が残っている。6000オールとかツモられれば一気に下家も連帯が危うくなるだろう。2着確定ルートとはいえ、オーラスもあることだし、この場でできる最善を模索したいところ。
自手、こうなれば一気通貫が本線とはいえ、7筒を残して上の三色も保険にかけるというのもアリだったかも。
でも平和だけでもいいとこだし、フリテン避けるためにもこっちでいいのかな。
チーテンは取るつもりだったが門前テンパイを果たした。
途中なんか色々勿体ないことになりながらも、イッツーのみリーチ。
僥倖の一発デバサイで、上家を飛ばしてトップ終了となった。
対面もテンパイしていたがこれはリーチじゃないのかね?結果的には嵌7筒は山0で和了り目なしだったけど。
上家もベタオリまではしなくても、もう少し安全なところを切ったらどうかと思う。
今回の牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018051018gm-0089-0000-41d05160&tw=0
自戦記15
過去記事を見返してたら、なぜか本文の一部がいきなり大きめの字になってたりした。ブログ自体にもC言語にも疎いのでどうすりゃいいのやら?分からん。
まだまだパン卓デス。
記事書くのが対局の半月以上遅れてるので早く追いつきたいけど、もう無理かね?
打つ時間確保のためにも、記事にする半荘を絞るなりなんとかしないといけないかな。
開局
ここから1索を切って辺張を外しにいったけど、どうだっただろう?速度だけでいえば喰いタンの見えるこれが一番な気がするけど、么九牌の使える仕掛けを2家がしている局面なので結構危ない。ドラポンとかロン!満貫!って言われる可能性も。
ブロックオーバーでもないし、普通に牌効率通りやった方が良かったか。
自分はどうも手牌の進行に自信がないときにすぐ喰いタンに行きたくなってしまう、喰いタン病っぽいところがあるな〜
対面、上家共に聴牌で、河からも聴牌が感じられるところを押し通して、リーチを打った。ちょっとやりすぎだなー
相も変わらず副露手にオリられていない。
カンが入っているので裏ドラに期待できるし、先に4筒を切っているので筋の7筒は引っ掛けになっているとはいえ、他家も高打点でもおかしくはなく、リーチしたせいで満貫とかに刺さっても文句はいえない。
他家に高打点がないと読める場合は押していいと思う。ただ今回は全くそうではない。ノーテンからは押すべきでないだろう。
対面も下家も僕のリーチにゼンツしてくるが、これは良形テンパイだから正しいと思う。
結果は下家から対面に3900横移動。
今回は上家下家段持ちだし、結構打てるメンツって感じだ(何様)。
東2
自手はMAXタンピンイーペーコーの1向聴だが、そろそろ白は止めた方がいいのかも。少し前に通ってるからまあ大丈夫かな?と思ったが。対面は索子ホンイツっぽい仕掛けで索子を余らせている。下家もダイミンカンで聴牌気配がある。
実際はこう。
こういう局面の守備力が上がらないと段位も上がらない。
まあギリ押せるかなとは思うが。
東4
4巡目に対面が早くも嵌張のドラ2役なし聴牌。が、これをダマテンに構える。
役ありならまだしも役なしではもったいないと思う。リーチすれば5200以上、手替わりもあまりない。
中盤、下家も平和のみ聴牌を入れるがこちらもダマテン。一応一手替わり三色がある。
対面、なんと二盃口に手替わり。スゴイ。
でも結局この局は上家が和了ることになる。
対面や下家がリーチをかけていれば上家に和了られることはなかったのではないだろうか?リーチは手に蓋をしてしまうが他家への牽制効果は大きい。特に一段目のリーチは強いと思う。
自分だったら対面下家どちらの立場でもリーチするかなーと思う。
南1局
出来合い一盃口のタンピン一向聴になったのでドラをリリース。下家がタンヤオ仕掛け。
中張牌2枚のくっつき1向聴に構えていたところで8筒をツモったが、くっつきが悪いのでツモ切り。
でもだいぶ筒子が多い手牌、普通に進めてメンチンになる可能性まである。ここは8筒残しで清一色移行をみるのも面白いかもしれない。
上手くメンタンピンになっても、赤ドラや一発裏がつかない限り3900止まりだ。鳴いても満貫を目指せるのは大きい。
しかし、実戦なんと二盃口のテンパイに!
なぜかリーチしたけど終盤だしダマでも満貫だし曲げない方がよかった。そして下家に放銃。
南1局1本場
タンヤオが見える手。ドラ3の満貫になるのでここは鉄鳴きでしょう。こういう亜リャンメンからの鳴きはチーかポンかよく悩む。ポンしてもそれほど和了りにくくはならないらしいけど、今回はさすがにチーだろう。ドラ筋残りは厳しいしこれ以上ドラはいらない。
が、テンパれず。対面が下家リーチに3900放銃。
喰いタンは守備力が低いので、もう少し安牌持ちながら進めるべきなのかな〜
南1局2本場
対面リーチがかかったが、自分も2000点両面テンパイでまだ対面は10本以上筋が残っているのでしばらく押せる。
すぐに下家から出和了りとなった。
南2局
ホンイツっぽい手で、白が重なったりしたらホンイツ決め打ちにするつもりだったが3萬をツモったので通常手で。
あっという間に発バックの3900テンパイを入れて、終盤に和了ることができた。
この局は上家がホンイツ仕掛けをしていた。
ドラ色の萬子染めなので高打点の可能性が結構ある。こちらは萬子メンツからスライドしたりと萬子を切りまくっているが少し危なかった。
このポンで7萬待ちから3-6萬待ちに変化。どちらも自分が切っていてその後持ってきたら止められたかどうか。
自分も3900テンパイではあるが、ホンイツ仕掛けの相手に対して発待ちというのは、脇にも止められやすいしホンイツの手の内で使われる可能性もあるのでこちらが不利という感じがする。
南3局はいきなり親の九種九牌流れ。
上家の手、なぜか九種九牌っぽく見えない。索子がまとまってるように見えるからかな?
九種九牌のときは流す人が多い印象だけど、流さない方がいい時もあるように思われる。分かりやすいのは九種九牌は九種九牌でも、十一種十二牌とか(うざってぇw)、国士がかなり近いとき。
他にも対子が多くトイトイ・ホンイツ系の高打点が見える手や、まれに価値の高い両面ターツ揃いで門前でいけそうなときもある。
これはそのうち研究してみたいな〜
次局、南3局1本場(途中流局でも積み棒増えるの知らなかったな)
これは明らかにいきすぎだった。上家の6筒が通ったので、現物7筒以外にも9筒もほぼ通る。
索子は場に高く、カロリーが高すぎた。
オーラス
前局の放銃でラス目と競った3着目に。こうなると連帯はかなり厳しい。南場の後半にもなればもっと守備的に行くべきで、東場とは別ゲームと思った方がいいのかも。
更に今回は点差が小さいというのもある。
高打点での一発トップ狙いなら混一色があるが、とりあえず和了るのも偉いのでオタ風はさっさと切る。
ホンイツになるか…?というところで3索が寄ってきた。南イッツードラ1あたりでも結構嬉しい。
が、全くテンパらず…巡目が進んで
下家がチーテンを入れたのを見てか、5巡目に嵌5索聴牌を入れていた上家が手替わり・嵌3索でリーチ。
筋引っ掛けとはいえ警戒されやすいモロヒ、この遅い巡目でやっと嵌張待ちリーチするくらいなら5巡目の時点で嵌5索待ちリーチの方がトップ率は上がりそう。
そして残念上家…アンコの3索を出すつもりはねえ。
対面が下家にオリ打ちして決着。イッツードラ3。
対面はラス目で普通は聴牌していなくてもゼンツするところなので、オリたのはこちらがずっとツモ切り状態でテンパイしていると考え、流局してのもう1局、と考えたのかもしれない。
それは少し分かるけど、7筒は下家には通っていないのでそれでオリようというのはやや安直だと思う。
対面はなかなかテンパらなかったが出来合い一盃口で手が良く、ここはギリギリまで和了りや形式テンパイを狙っていく方が勝ったと思う。うまくいけば一発トップまくりもある。
逆に僕は少し押しすぎか?今回はいつもと違ってトップ取り麻雀をやっていたということでお許しくだせぇ( ̄Д ̄)ノ
というわけで3着終了でした。
ちなみに今回は「ノーテン立直」という垢名だったんだけど、天鳳では戦略的ノーテンリーチもできないので残念w
今回の牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018051012gm-0009-0000-5fb33f00&tw=3