自戦記37 果敢に曲げろ!
今回は本垢の上卓戦。
東発
巡目が早いので愚形リーのみを打った。でも正直、ドラの中を固められて反撃にあったらと思うと怖かった。ドラが役牌だと全体的に慎重に打たなくてはならない気がする。
結果は対面から出て裏裏でラッキーな5200となった。こうしてみるとやはり先制リーチはどんなものであれ偉いなあとも感じる。
でも、リスキーで偏差の大きい選択であるとは感じているので、段位ptによっては判断が変わる、すなわち昇段していけばそのうちダマ優位になる可能性もあるのかなと思った。
割と点数が平たいまま、僅差のトップ目で迎えた東4局。
終盤に上家からリーチがかかり、こちらも通りそうな7萬を押して平和ドラ1を聴牌。ドラの2索を押して追いかけリーチに踏み切った。
がっ…
その後上家に放銃。裏ドラを暗刻に乗せられ跳満となってしまった。
痛い…!痛すぎるっ…!
これだけみると、待ちもこちらが勝っているので理不尽なようだが、リーチまでの手順に無理はなかったか。
終盤なので、自分が好形1向聴でも絶対安全とはいえない7萬を押すのも厳しいし、巡目が残り少ないところにドラはモロヒとなるリーチ者だけでなく、周りにも危険なのでドラ切りは無理筋だったかなと思う。
その甘い選択がこうして自分に跳ね返ってきているのかなと感じさせられた。
南1
この対面の放銃場面も難しい。
普通なら、対面は5200〜8000聴牌なのでゼンツでいいのだが、
・二軒リーチに挟まれて、
・掴んだのが一方には通っているとはいえダブドラ。
・待ちもシャンポン待ちで枚数的にめくりあいが有利とはいえない。
・手持ちの北を落とせばほぼ凌ぎ切れる
となれば、オリの選択肢もあるだろう。
自分でも以前は押していただろうが、今なら多分引くと思う。ただどっちが正解なんやろなあ。
ちなみに、この放銃も裏ドラが3枚乗って跳満になった。暗刻に裏ドラ乗りやすくない?と最近思うな。槓ドラモロ乗りしやすくね?って記事を前書いたけど同じ要領なのか。
なおこの局、自分は仕掛けに失敗している。バックで仕掛けたところ、先に和了れない方をツモり二進も三進もいかなくなった。まだまだ鳴き方に改善の余地がありそうだな。
南2
親番で悪くない配牌だったがなかなか手が進まないうちにラス目の対面がリーチ。回しているうちにツモ和了られ、ラス落ちしてしまった。
画像の局面では、自分も前巡にシャボで聴牌しているがリーチはしていない。
打点がないし、巡目もかなり深いし、何より愚形でラス目の対面とめくりあいたくはなかった。
でもこうしてみると、リーチしなかったのはヌルいような気もしてくる。6萬が通っているので9萬はかなり出和了りしやすいと予想できる。
ツモられたのは仕方ないようで、どこかで誰かのヌルい打牌が効いていることもあるんだよな。
この後は上家と下家の1位争いが続いて和了れずにラスのまま終局となってしまった。
まあ今回は色々ミスもあったと思ったけど気にしても仕方ない系のラスかなーと思う。
牌譜
http://tenhou.net/3/?log=2018061618gm-0089-0000-9c701e07&tw=1
次の局。
パン卓垢での一戦。
東1
起家で好配牌!だがちょっと重い…?
こういうどこが頭でどこがメンツかハッキリしない手は苦手だ。
7萬をツモって789三色が見えたが、89萬をツモらないうちにテンパったのでのみ手だがリーチした。
問題は待ちとりで、本譜は5萬切りの嵌6萬に受けたが、これは残り3枚しかない。
7萬きりで残り4枚の45萬の並びシャボに受けた方が枚数で勝っていた。
あまり枚数を数えることなく、なんとなくど真ん中のシャボは良くない気がして嵌張に受けてしまった。それを言ったらど真ん中の嵌張も同様に良くはないのだが…。
どちらに受けた方がいいかは、山読みなどもできない以上ほぼ運の問題になる。実際、嵌張に受けてツモ和了ることができた。
が、自分の問題点は見た目の枚数という分かりやすい情報の入手すら怠ったことだ。運の要素はどうにもならないので仕方ないが、少しでも勝つ確率を上げるためには見える情報を最大限に活用する努力を怠ってはならない。
東1局2本場
上家の先制リーチを受けて、親の自分の手は1向聴+安牌1枚なので、安牌開拓も含めて5索を押し、次巡聴牌してトリダマにしたところ。
しかしここでは痛恨のミスをしている。実戦の8萬でシャボ待ちにうけるのではなく6萬切りの両面リーチで追いかける方が勝った。まあ結果的には6萬は当たり牌だったので助かったが。
実戦では、なぜか待ちを勘違いしていた。もちろん両面に取れることに気づいていたらそうしているはず。
この程度の牌理を間違えてしまうとは…>_<
この後は対面からもリーチが入り、さすがにのみ手シャボでは押せぬとオリたら上家の満ツモで親っかぶりとなった。
東2局1本場
ドラをきって聴牌即リー。
でもこの巡目なら2萬切り1向聴戻しという手もあったかも。
くっつきに優秀である4567萬の4連形と打点アップの種・ドラがあるのが大きい。4連形自体にも、くっつけば平和がつく可能性も高い。
ただし、実戦でそうしていたら聴牌するのは16巡目くらいになってほぼ和了り目もないようなので、これも結果論ではあるのだが即リーでよかったかもしれない。
本譜は対面との2人聴牌で流局となった。ただ、対面にこちらの当たり牌の3萬を暗刻にされた挙句に聴牌をいれられたのは、少しぐさっときたな。
東3(3本場)※かっこで本場を表記しているのは、連荘によるものではなく流局によるもので、その局自体は1局目であることを示している。
対面の親の、タンヤオが否定された仕掛けにはドラが東なだけに日和ってしまいそうになったが、平和のみでも果敢に曲げていけたのはよかったと思う。
画像を見れば分かるが、対面の仕掛けは東が浮いている三色のみの仕掛けだった。他家を牽制する意味もあったのかもしれない。
南2
いつのまにかダントツに躍り出ている。
親のヤバそうな仕掛けと上家からのリーチに挟まれている状況下で、ケイテンを取って上家への無筋をプッシュしてしまった。
さすがに危険への嗅覚が鈍すぎる。ここはオリだったろう。ただし親への安牌はロクにないのだが…
本譜は、456三色の和了れる方が出てラッキーな和了りとなった。実は、456三色には気づいていなくて完全にただのケイテンだと思っていたので、ロンの文字が出て混乱したw
この後はリードを守って局消化し、無事トップのまま終局となった。
今回は手が入ったので、結構ミスった割にはトップが楽々取れてしまったな。
牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018061619gm-0009-0000-b04b022a&tw=0